「天臂城」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
編集の要約なし |
||
1行目: | 1行目: | ||
'''天臂城''' ('''てんぴじょう'''、 |
'''天臂城''' ('''てんぴじょう'''、[[Devdaha]]、Dev Daha、[[デーヴァダハ]]、देवदह) は、古代インドの{{仮リンク|拘利国|en|Koliya}}の首都。現在の[[ネパール]]の[[ルンビニ]]州、{{仮リンク|ルパンデヒ郡|en|Rupandehi District}}、{{仮リンク|デーヴァダハ市|en|Devdaha}}にあった、[[仏教]]の聖地。[[釈迦]]の母、[[摩耶夫人]]、養母、[[摩訶波闍波提]]の出身地。
|
||
== 名称 == |
== 名称 == |
2021年9月26日 (日) 18:14時点における版
天臂城 (てんぴじょう、Devdaha、Dev Daha、デーヴァダハ、देवदह) は、古代インドの拘利国の首都。現在のネパールのルンビニ州、ルパンデヒ郡、デーヴァダハ市にあった、仏教の聖地。釈迦の母、摩耶夫人、養母、摩訶波闍波提の出身地。
名称
サンスクリット語では、デーヴァは神を意味し、ダハは池を意味している。したがって、デーヴァダハの意味は「神の池」である。この池には、神々や女神、聖人が沐浴していたと考えられている。この水は現在でも、デーヴァダハ市に供給されている。
仏教の聖地として
この天臂城出身の善覚長者の長女、摩耶は、釈迦の母である。釈迦の父、釈迦国、カピラ城の王、浄飯王は、この摩耶を妃に迎えた。摩耶夫人は、釈迦を身ごもり、実家の天臂城に向かう途中、ルンビニ園で生まれた。摩耶夫人は、釈迦が誕生して七日目に亡くなったが、摩耶夫人の妹、摩訶波闍波提が養母となり釈迦を育てた。
現在、天臂城跡は、デーヴァダハ公園として整備されている。この公園は、天臂城の東の正門にあたり、広大な庭園と塔がある。そこには、大きな仏像と舎利弗の金色の像がある。以前は、場所は特定されていなかったが、ネパールのパラス・ビール・ビクラム・シャハ・デーブ元皇太子により発足した、デーヴァダハ保護アカデミーにより公園として管理されている。