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宗碩︵そうせき:1474年-1533年4月24日︶は、戦国時代の連歌師。別号は月村斎。尾張国の生れ。
19歳より前に京都種玉庵にいた連歌師の飯尾宗祇に師事。宗祇が亡くなってからは、京都に拠点を置きながら連歌師として活躍し、公家や大名の使者として北陸・東国・九州などを旅した。公家の近衛尚道・三条西実隆や周防国山口の大内義弘などとの交流が知られる。﹁十花千句﹂﹁伊勢千句﹂などに句が入集されているほか、いくつかの﹁宗碩集﹂、伊勢への紀行文である﹁佐野のわたり﹂がある。また、古典学では宗祇の﹁古今和歌集﹂を講釈した書き記した﹁十口抄﹂や﹁勅撰名所和歌抄出﹂﹁源氏男女装束抄﹂がある。