松村剛

松村剛︵まつむら　たけし、1960年1月31日－　︶は、東京大学総合文化研究科准教授︵言語情報科学︶。

東京都生まれ。1980－81年パリ第4大学留学、83年東大教養学部フランス科卒、84年トゥールーズ大学修士課程修了、86年東大大学院人文科学研究科フランス文学修士課程修了、86年から89年までパリ第4大学博士課程在籍、90年東大教養学部専任講師、93年助教授、97年パリ第4大学博士号取得、2007年総合文化研究科准教授。

中世フランス文献学専攻、2000年フランス学士院碑文・文芸アカデミーよりランティエ賞受賞。

妻の松村恵理は新倉俊一︵フランス文学︶の娘で美術史家。

翻訳

• 伝説を生きるユダヤ人 エリ・ヴィーゼル ヨルダン社 1985
• 死者の繭 ナスカの技術と神秘 アンリ・スティールラン 朝日出版社 1985
• アーサー王物語とクレチャン・ド・トロワ ジャン・フラピエ 朝日出版社 1988
• ブーヴィーヌの戦い 中世フランスの事件と伝説 ジョルジュ・デュビー 平凡社 1992
• 歴史は続く ジョルジュ・デュビー 白水社 1993
• ヨーロッパとは何か 分裂と統合の1500年 クシシトフ・ポミアン 平凡社 1993　のちライブラリー
• 悪魔の布 縞模様の歴史 ミシェル・パストゥロー 松村恵理共訳 白水社 1993　「縞模様の歴史」Ｕブックス
• 鷲の紋章学 カール大帝からヒトラーまで アラン・ブーロー 平凡社 1994
• メリュジーヌ物語 母と開拓者としてのメリュジーヌ クードレット 青土社 1996 (西洋中世綺譚集成)
• 中世の身ぶり ジャン=クロード・シュミット みすず書房 1996
• 中世の迷信 ジャン=クロード・シュミット 白水社 1998
• 十二世紀の女性たち ジョルジュ・デュビー 新倉俊一共訳 白水社 2003
• 王を殺した豚王が愛した象 歴史に名高い動物たち ミシェル・パストゥロー 松村恵理共訳 筑摩書房 2003
• 歴史のための弁明 歴史家の仕事 マルク・ブロック（新訳）岩波書店 2004
• 青の歴史 ミシェル・パストゥロー 松村恵理共訳 筑摩書房 2005
• 色をめぐる対話 ミシェル・パストゥロー、ドミニク・シモネ 松村恵理共訳 柊風舎 2007