桃山学院中学校・高等学校のソースを表示

{{pp-vandalism|small=yes}}
{{混同|x1=公立の|京都府立桃山高等学校}}
{{複数の問題
| 出典の明記 = 2023年<span class="ltr">6</span>月<span class="ltr">11</span>日 (日) 08:42 (UTC)
| 脚注の不足 = 2023年<span class="ltr">6</span>月<span class="ltr">11</span>日 (日) 08:42 (UTC)
| 宣伝 = 2023年<span class="ltr">6</span>月<span class="ltr">11</span>日 (日) 08:42 (UTC)
| 内容過剰 = 2023年<span class="ltr">3</span>月
}}
{{Infobox 日本の学校
|校名=桃山学院中学校・高等学校
|画像=Momoyama Gakuin Junior High School and high school in 201705 003.jpg
|過去校名={{Plainlist|
*三一小學校
*高等英學校
*桃山學院
*桃山學校
*桃山中學校
}}
|国公私立=[[私立学校]]
|設置者=[[学校法人桃山学院]]
|理念=自由と愛の精神<ref name="mission">{{Cite web|和書|url=https://www.momoyamagakuin-h.ed.jp/about/intro/mission.html |title=ミッションステートメント |publisher=桃山学院中学校・高等学校 |accessdate=2023-11-12}}</ref>
|併合学校=
|校訓={{Lang-la-short|Sequimini Me}}{{Small|（我に従え）}}<ref name="mission" />
|設立年月日=[[1884年]]
|記念日名称 = 開校記念日
|創立記念日=[[<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">15</span>日]]
|創立者=チャールズ・フレデリック・ワレン
|共学・別学=[[男女共学]]
|中高一貫教育 = 併設型{{small|（[[日本の中高一貫校#併設型中高一貫校（別クラス型）|内外分離クラス編成]]）}}
|分校 =
|課程 = [[高等学校#全日制|全日制課程]]
|二部以上の授業=
|単位制・学年制=[[学年制と単位制|学年制]]
|設置学科=[[普通科 (学校)|普通科]]
|学科内専門コース={{Plainlist|
*S選抜コース
*S英数コース
*英数コース
*文理コース 文理クラス
*文理コース アスリートクラス
*国際コース
*中高一貫コース
}}
|学期=[[<span class="ltr">3</span>学期制]]
|グラウンドの土が美味しいとの好評・今は人工芝
|高校コード=27524H
|中学校コード=270583
|郵便番号=545-0011
|所在地=大阪府大阪市阿倍野区昭和町三丁目<span class="ltr">1</span>番<span class="ltr">64</span>号
|緯度度 = 34|緯度分 = 37|緯度秒 = 47.8
|経度度 = 135|経度分 = 31|経度秒 = 2.7
|地図ズーム=11
|中心緯度 = 34.646
|中心経度 = 135.517
|公式サイト = {{official website}}
}}

'''桃山学院中学校・高等学校'''（ももやまがくいんちゅうがっこう・こうとうがっこう、{{Lang-en-short|St. Andrew's School}}）は、[[大阪府]][[大阪市]][[阿倍野区]][[昭和町 (大阪市)|昭和町]]三丁目に所在する、[[中高一貫教育]]を実施する[[私立学校|私立]][[中学校]]・[[高等学校]]。略称は'''桃中'''及び'''桃高'''。

== 概要 ==
[[学校法人桃山学院]]によって運営されている[[日本聖公会]]系の[[キリスト教主義学校]]（ミッション・スクール）である。

[[キリスト教]]の自由と愛の精神をモットーにしており、自由な校風が特長。生徒自治会活動は活発で、2005年度は自治会主導のもと約<span class="ltr">30</span>年ぶりに体育祭が復活した。

米国聖公会学校連合会と提携した<span class="ltr">EP</span>留学制度(Exchange Program)や国際コース以外の生徒を対象としたカナダ短期海外研修など留学制度が充実している。
=== ミッション ===
* 自由と愛の精神に基づく学びの場として、生徒一人ひとりを大切にし、個々の生徒が持つ多様な可能性を開花させ、健全な社会の実現に貢献できる若者を育成することを使命とする<ref name="mission" />。

=== 教育方針 ===
* 生徒一人ひとりの人格を尊重し、健やかな心身の成長と豊かな学力の形成を図り、社会のために責任ある一員となる人物を育てること<ref name="education">{{Cite web|和書|url=https://www.momoyamagakuin-h.ed.jp/junior/feature/education.html |title=教育方針 |publisher=桃山学院中学校・高等学校 |accessdate=2023-11-12}}</ref>。
==== キリスト教精神 ====
* 一人一人の人格と主体性を尊重する自由には、互いに仕え合いながら他者と共に生きる、他者への愛と責任が伴う。この「自由と愛の精神」は、全ての人間が一致しうる普遍的な理念であり、人類共通の目標である。また建学の精神でもある<ref name="mission" />。
==== モットー ====
* {{Lang-la|Sequimini Me}}（我に従え）
:[[聖アンデレ]]が[[イエス・キリスト]]に従ったように、「自由と愛の精神」をもって生きる<ref name="mission" />。

== 沿革 ==
=== 年表 ===
* [[1884年]]（[[明治<span class="ltr">17</span>年]]） - [[英国聖公会宣教協会]]（CMS）の[[宣教師]]である[[チャールズ・<span class="ltr">F</span>・ワレン]]によって、[[旧川口居留地|川口外国人居留地]]（現・[[大阪市]][[西区 (大阪市)|西区]][[川口 (大阪市)|川口]]）に'''三一小學校'''（男子校）として開校する<ref name="hyakunenshi">桃山学院百年史より</ref>。
* [[1890年]] - 大阪市西区[[江戸堀]]に移転、'''高等英學校'''開校。
* [[1891年]] - [[東成郡]][[天王寺村]][[大字]]天王寺[[小字|字]]中山（現・大阪市[[天王寺区]][[筆ケ崎町]]）に移転。
* [[1895年]] - 校名を'''桃山學院'''に変更<ref name="hyakunenshi"/>。
* [[1896年]] - 校名を'''桃山學校'''に変更<ref name="hyakunenshi"/>。
* [[1902年]] - [[中学校令]]に基づく認可を受け、'''桃山中學校'''（旧制）と改称する。
* [[1912年]]（[[大正元年]]） - [[東成郡]][[田辺町 (大阪府)|田辺村]]大字北田辺（現・大阪市[[阿倍野区]][[昭和町 (大阪市)|昭和町]]。現在地）に移転。
* [[1922年]] - [[竹鶴政孝]]（[[ニッカウヰスキー]]創業者）が化学教師を務める<ref>泉大津市・地域包括連携事業報告書 [https://www.city.izumiotsu.lg.jp/material/files/group/39/H27musubu.pdf 記念講演会レジュメ『桃山学院の歴史と文化』] 2015年<span class="ltr">3</span>月</ref>。
* [[1934年]]（[[昭和<span class="ltr">9</span>年]]）[[<span class="ltr">9</span>月<span class="ltr">21</span>日]] - [[室戸台風]]の暴風雨により木造校舎が倒壊<ref>高潮の阪神沿道で三百人行方不明『大阪毎日新聞』昭和<span class="ltr">9</span>年<span class="ltr">9</span>月<span class="ltr">22</span>日号外（『昭和ニュース事典第<span class="ltr">4</span>巻 昭和<span class="ltr">8</span>年-昭和<span class="ltr">9</span>年』本編p230 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年）</ref>
* [[1947年]] - [[学制改革]]により、'''桃山中学校'''（新制）を設置。
* [[1948年]] - 学制改革により、'''桃山高等学校'''を設置。
* [[1949年]] - 校名を'''桃山学院中学校・高等学校'''と改称する。
* [[1971年]] - 服装を自由化<ref name="hyakunenshi"/>
* [[1973年]] - 桃山学院中学校の生徒募集を停止する。
* [[1994年]]（[[平成<span class="ltr">6</span>年]]） - 桃山学院中学校を閉校する。
* [[2001年]]
** 3月 - 「聖アンデレ館（<span class="ltr">A</span>館）」竣工
** 4月 - 男女共学の国際コースを開設する{{Efn|これにより女子の募集が始まる。}}。
*[[2004年]]
** [[<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">27</span>日]] - 桃山学院高等学校グラウンドにて行われていた1,500m走で心臓突然死による事故発生。
** 7月 - 一般解禁されたAEDを<span class="ltr">2</span>台導入{{Efn|「同じ事故を二度と起こさないために」、現在も中学校と高校の<span class="ltr">1</span>・<span class="ltr">2</span>年生生徒を対象に「いのちの教育」が行われている。}}。
*[[2006年]][[<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">10</span>日]] - 学院長で日本聖公会[[首座主教]]の宇野徹牧師の司式で桃山学院中学校棟建設工事起工式を行う。
*[[2007年]]4月 - 男女共学の<span class="ltr">S</span>英数コースを開設する。男子のみ募集であった英数コースを共学化する。標準コース内にアスリートクラス（男子・専願のみ 指定クラブ推薦入試）を開設する。
*[[2007年]][[<span class="ltr">12</span>月<span class="ltr">8</span>日]] -  桃山学院中学校棟「聖マルコ館（<span class="ltr">M</span>館）」が竣工。
*[[2008年]]4月 - 桃山学院中学校を再開。
*[[2009年]] - 新体育館竣工
*[[2011年]] - 標準コースを文理コースと改め男女共学化、アスリートクラスについては従来通り男子のみ
*[[2020年]]（[[令和<span class="ltr">2</span>年]]）[[<span class="ltr">8</span>月]] - 中高購買部・食堂が設置されている「聖テモテ館（<span class="ltr">T</span>館）」が竣工

== 基礎データ ==
=== 所在地 ===
* 大阪府大阪市阿倍野区昭和町三丁目<span class="ltr">1</span>番<span class="ltr">64</span>号

=== アクセス ===
* [[Osaka Metro御堂筋線]]「[[昭和町駅 (大阪府)|昭和町駅]]」徒歩<span class="ltr">5</span>分
* [[Osaka Metro谷町線]]「[[文の里駅]]」徒歩<span class="ltr">8</span>分
* [[西日本旅客鉄道|JR西日本]][[阪和線]]「[[南田辺駅]]」徒歩<span class="ltr">8</span>分

=== 象徴 ===
==== 校名 ====
1891年に現在の天王寺区筆ヶ崎町に移転した際、その界隈が桃の名所として親しまれており「桃山」と呼ばれていた為、1895年には「桃山学院」と改称した<ref name="mission"/>。

高等学校の略称は、新聞等では「桃学高」という表記がなされることもあるが一般的ではない。地元では俗称として「ピン高」も呼称される{{Efn|桃山学院の「桃」の字をピンクと読み替え短くしたもの（[[桃山学院大学]]も同様に『ピン大』と呼ばれることが多い）という説が有力だが、「ピンからキリまで」のピンという説もある{{独自研究?|date=2023-06}}。}}。
==== 校章 ====
[[学校法人桃山学院#学院章（校章）|学院章]]に同じ。印刷物等において実際に用いられてきた意匠には、年代によって、地色の表現や「SEQUIMINI ME」の文字部分に微妙な差異が見られる。

==== 校歌 ==== 
*「わが心の砦」 作詞：[[阪田寛夫]]、作曲：[[辻井英世]]
:この校歌は、旧制中学校時代から数えて<span class="ltr">3</span>代目の校歌である。
==== 制服 ====
高等学校では、生徒自治会からの要望に基づき、1971年<span class="ltr">10</span>月から服装の自由化を実施している為、いわゆる「[[日本の学校制服|制服]]」は無い。選択肢の一つとして「標準服」（ブレザー。購入、着用は自由）が用意されている。国際コースは、留学時に着用義務がある為、全員購入する<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.momoyamagakuin-h.ed.jp/shoukai/tokusyoku/|title=桃山学院高等学校 教育の特色 制服の自由について|publisher=桃山学院高等学校|accessdate=2013-10-20}}</ref>。

また、服装は完全に自由化されてはおらず、ズボンやスカートの丈などに規定がある。[[2017年]]7月、生徒自治会による私服制限緩和運動により、ズボンの<span class="ltr">7</span>部丈が試験的に解禁となった。

中学校には制服があり、デザイナーのミヤモトユリコによるデザインで、ジャケット、ベスト、セーターに、男子はネクタイやチノパン、女子はスカートやパンツを合わせるといった、様々な組合せが可能なものである。

多くの在校生女子が学校のアピールポイントとして「制服の可愛いさ」を挙げており、赤のチェックスカートに人気があるという<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.cocorocom.com/labo/student/student89_1.php|title=関西私立青春白書 桃山学院中学校 生徒インタビュー|accessdate=2013-10-20}}</ref>。

== 設置する課程、学科 ==
=== 桃山学院高等学校 ===
*[[全日制]][[普通科 (学校)|普通科]]
**S選抜コース（2023年度高校<span class="ltr">2</span>年生から）
**S英数コース
**英数コース
**文理コース 文理クラス(2011年度入学生から)
**文理コース アスリートクラス(2011年度入学生から)
**国際コース・クラス<span class="ltr">A</span>（短期留学）
**国際コース・クラス<span class="ltr">B</span>（長期留学）
:「<span class="ltr">S</span>選抜コース」は高校<span class="ltr">2</span>年生から希望者を選抜して編成。
:「文理コース アスリートクラス」は男子のみ。その他のコースは男女共学。

=== 桃山学院中学校 ===
*6年選抜コース
*6年進学コース
:いずれも男女共学。

== 生徒会活動 ==
=== 高等学校自治会 ===
自治会指導部（教員）・自治会執行部（生徒）があり、執行部は、予算案作成や、学校行事・<span class="ltr">HR</span>（ホームルーム）などの企画運営を行い、各種専門委員会（学年<span class="ltr">HR</span>委員会・文化部体育部連合委員会等）、各部活動を管轄する。

執行部は会長<span class="ltr">1</span>名、副会長<span class="ltr">2</span>名、書記<span class="ltr">4</span>名、会計<span class="ltr">2</span>名で構成される。（前期後期に分かれ、前期の任期は<span class="ltr">1</span>月～<span class="ltr">6</span>月、後期は<span class="ltr">7</span>月～<span class="ltr">12</span>月）

本校の自治会活動は、生徒心得の変更を行ったり、行事の拡大を行ってきたなど、他の私立高校に比べると活発である。

== 学校行事 ==
{{Col-list|2|
* 入学式
* アンデレ祭（生徒自治会主催）
::俗にいう部活紹介。
* 遠足
* 体育祭（生徒自治会主催・体育祭実行委員会を組織）
::例年、大阪城ホールで行われている。（大阪城ホールが借りられない場合は本校のグラウンドで行われる。）
::学年、クラスの枠を超えて、赤・青・緑・黄の｢団｣が結成され、各クラスで団の色をベースとしたクラス<span class="ltr">T</span>シャツが制作される。また、応援団が結成され、生徒が考案した振り付けの演舞を行う。基本的には団で得点を競い合うが、大縄跳びのみクラス対抗である。
*桃山「学」宿（桃山学宿実行委員会）
::参加は自由。兵庫県のハチ高原で行い、2019年で第<span class="ltr">43</span>回を迎えた伝統のある合宿。企画運営をすべて生徒・卒業生で行う。「本気で遊び、本気で学ぶ」
* 文化祭（生徒自治会主催・文化祭委員会を組織）
:: 桃山学院高校最大の行事。来客数は4,000名を超える。2018年より<span class="ltr">3</span>日間に渡って行われ、<span class="ltr">1</span>日目に合唱コンクール予選、<span class="ltr">2</span>日目に合唱コンクール決勝と校内生文化祭、<span class="ltr">3</span>日目に一般公開の模擬店や舞台映画発表等が行われる。一般の人の立ち入りは<span class="ltr">3</span>日目のみ。
* 芸術鑑賞
* アンデレカップ（生徒自治会主催）
::参加自由
::企画、運営を生徒自治会が主導で行う。2019年度は男子はサッカー・3on3(バスケットボール)、女子はドッジボール・バレーボールであった。
* 2年生修学旅行もしくは語学研修（<span class="ltr">7</span>月）
::例年、北海道・沖縄・カナダ(バンクーバー)での語学研修の<span class="ltr">3</span>つから生徒が選ぶ形式になっている。
::一貫コースは例年英国研修旅行であったが、2017年はヨーロッパ情勢の悪化に伴い、オーストラリア研修旅行に変更された。
* プロヴィデンスデイ
::各教員が担当教科にとらわれず多種多様な講座を開講する、総合学習の取り組みの一つ。高校<span class="ltr">1</span>・<span class="ltr">2</span>年生を対象に、<span class="ltr">2</span>学期と<span class="ltr">3</span>学期に行われている。
*卒業式
}}

== 部活動 ==
=== 中学校 ===
{{Col-list|2|
（運動部）
*空手道
*硬式テニス
*女子バレーボール
*剣道
*バスケットボール
*卓球
*バドミントン
（文化部）
*ESS
*吹奏楽
*作法
*理科研究
*園芸
*囲碁・将棋
*鉄道研究
*数学研究
*美術
*クラシックギター
*BSA合唱
*図書
*放送
}}

=== 高等学校 ===
{{Col-list|2|
（運動部）
*男子サッカー  ・・・2011年度の全国高校総体に出場<ref>[http://www.mmi-g.net/momoyama/2011interhigh/ サッカー部公式<span class="ltr">HP</span>]</ref>。
*空手道
*硬式野球
*軟式野球
*女子バスケットボール
*陸上競技
*男子バレーボール
*男子水泳
*剣道
*少林寺拳法
*日本拳法
*女子バレーボール
*男子バスケットボール
*アーチェリー
*硬式テニス
*卓球
*女子水泳
*ラグビー
（文化部）
*ESS
*合唱
*鉄道研究
*放送
*かるた
*囲碁・将棋
*軽音楽
*BSA
*文芸
*クラシックギター
*吹奏楽
*美術
*GO GREEN PROJECT
}}

:この他に、SBS(School By School、スクール・バイ・スクール)サークル<ref>[http://www.momoyamagakuin-h.ed.jp/about/international/sbs/ 学校による学校建設プロジェクト School By School│桃山学院中学校・高等学校<span class="ltr">HP</span>]</ref>、ダンスサークルが存在する。

:2007年度からの標準コースアスリートクラス開設により、[[バレーボール]]・[[サッカー]]・[[ハンドボール]]・[[バスケットボール]]・[[水泳]]の<span class="ltr">5</span>つの運動部は指定クラブとなった。

:英数・<span class="ltr">S</span>英数・国際<span class="ltr">B</span>・一貫コースの生徒はハンドボール・サッカー部には入部できない。バレーボール・バスケットボール・水泳に関しては一定の学業成績を満たし、学業との両立のできる者に限って入部を認めることがあるとしている<ref>[http://www.momoyamagakuin-h.ed.jp/life/club/ クラブ活動│桃山学院中学校・高等学校<span class="ltr">HP</span>]</ref>。

:英数・<span class="ltr">S</span>英数・一貫コースの生徒は成績が一定を超えないと、部活動をすることができない。
(定期考査で平常点込みの<span class="ltr">40</span>点未満通称欠点を取ると、平日放課後の二部制の自習ステージに強制参加)

==施設・設備==
{{Col-list|2|
*大阪聖アンデレ教会(桃山学院聖アンデレ礼拝堂)
*:1884年設立。1912年に中学校内に移転。1964年に現在のように建替え。建物は、2016年に[[大阪市都市景観資源]]に登録されるなど優れた建築物として近隣住民に親しまれているだけではなく、スクールアイデンティティの象徴となっていたことから、今後も桃山学院により大切に保存されると思われていた。大阪市都市景観委員会より、「大きな三角屋根の礼拝堂が特色ある景観を作りだしており、美観性や地域性を有していることから都市景観資源として適切である。」とビルではない外観が高く評価されている。しかし、大阪市と近隣住民の期待とは裏腹に、2018年<span class="ltr">12</span>月に、[[桃山学院大学]]の[[ビジネスデザイン学科]]（経営学部）のためのビルが建設されることになり取り壊されることが決定され、2019年に取り壊された。[[大阪市都市景観資源]]として初の登録抹消事案となると思われ、都市美観のための貴重な建築物の人為的な破壊による[[景観破壊]]の事例として歴史に刻まれることになる。

*聖アンデレ館（<span class="ltr">A</span>館）
*:2001年<span class="ltr">3</span>月竣工の<span class="ltr">8</span>階建て校舎。[[あびこ筋]]に面している。事務室、校長室、各職員室、特別教室、普通教室などがある中心的な校舎。高校<span class="ltr">1</span>年生〜<span class="ltr">3</span>年生が使用している。ただし高校<span class="ltr">1</span>年生の普通教室の大半は後述の「フレデリック館(<span class="ltr">F</span>館)」に位置している。
**図書館（聖アンデレ館<span class="ltr">5</span>階）
*:蔵書数101000冊、年間購入冊数3300冊、年間貸出冊数15000冊を誇る、大阪府下の高校で有数の規模。蔵書検索用端末やインターネット閲覧用コンピューターも設置されている。
**トリニティー・ホール
*:聖アンデレ館<span class="ltr">8</span>階にある講堂。自習ステージや模擬試験、その他行事に使用される。文化祭では合唱コンクールの予選・決勝も行われる。
**体育室
*:聖アンデレ館<span class="ltr">8</span>階には体育室が設置されている。
*体育館
*:旧体育館（第一体育館）と記念体育館がある。記念体育館は桃山学院創立125周年記念事業として2009年に竣工。メインアリーナ、サブアリーナ、トレーニングルーム、ランニングトラックを備える。トレーニングルームはペンチプレスやスクワットラッグを始めとした、充実のフリーウエイトエリアに加え、レッグプレス、レッグエクステンション、レッグカール、ラッドプルダウンなどのマシントレーニングも充実。トレーニングルームとランニングトラックは放課後教職員も利用する程大人気で、快適な環境が整っている。
*新食堂棟（スプリング・ホール）
*:2002年に完成。<span class="ltr">1</span>階は購買部とラウンジ、<span class="ltr">2</span>階は食堂(スプリング・ホール)となっている。また、<span class="ltr">2</span>階で聖アンデレ館と記念体育館に連絡している。2019年、[[桃山学院大学]]の[[ビジネスデザイン学科]]（経営学部）の校舎が建設されることになり、取り壊された。
*聖マルコ館（<span class="ltr">M</span>館）
*:2007年<span class="ltr">12</span>月竣工の<span class="ltr">8</span>階建てで中学校の校舎。聖アンデレ館と隣接し、3~7階では連絡している。聖アンデレ館と同じく<span class="ltr">8</span>階には体育室が設置されている。
*フレデリック館（<span class="ltr">F</span>館）
*:1963年竣工の旧校舎。高校<span class="ltr">1</span>年生(一部)の普通教室と特別教室、職員室などがある。また、<span class="ltr">2</span>階には食堂(弁当屋)が設置されている。
*カンタベリー館（<span class="ltr">C</span>館）
*:1959年竣工。同窓会関係や「カンタベリー・ホール」と呼ばれるホールがある。2019年<span class="ltr">1</span>月より、[[桃山学院大学]]の[[ビジネスデザイン学科]]（経営学部）の校舎建設に伴い仮設食堂が設置された。
*聖テモテ館（<span class="ltr">T</span>館）
*:2020年<span class="ltr">8</span>月に完成した[[桃山学院大学]]の[[ビジネスデザイン学科]]（経営学部）用の新校舎。<span class="ltr">9</span>階建てであり、<span class="ltr">1</span>階に聖アンデレ教会・同礼拝堂、<span class="ltr">2</span>階に中高購買部・法人事務室、<span class="ltr">3</span>階に中高食堂を設置している。聖アンデレ館と<span class="ltr">2</span>・<span class="ltr">3</span>階で接続する。
*AED([[自動体外式除細動器]])
*:中学校・高校で計<span class="ltr">9</span>台設置されている。
*登下校管理システム
*:聖アンデレ館・聖マルコ館の<span class="ltr">1</span>階に<span class="ltr">IC</span>カードリーダーが設置されており、生徒が<span class="ltr">IC</span>カードをタッチすることにより登下校時間が保護者に電子メールで通知される。
}}

== 著名な関係者 ==
=== 卒業生（旧制中学を含む）===
{{Col-list|2|
==== 実業 ====
* [[齋藤憲三]] - [[TDK]]創業者、元[[衆議院]]議員、[[科学技術庁長官]]
* [[田辺治太郎]] -  [[田辺製薬]]元代表取締役会長
* [[澤田道隆]] -  [[花王]]会長、同社元代表取締役社長
* [[森治樹]] - [[資生堂]]代表取締役社長（第<span class="ltr">5</span>代）
* [[安田佳生]] - [[ワイキューブ]]代表取締役社長（[[オレゴン州立大学]]卒、『千円札は拾うな』著者）
* [[山田義仁]] - [[オムロン]]取締役会長、同社元代表取締役社長
* [[杉野公彦]] - [[ラウンドワン]]代表取締役社長

==== 学術 ====
* [[梅原出]] - [[横浜国立大学]]学長（第<span class="ltr">16</span>代）
* [[時子山常三郎 ]] - [[早稲田大学]]総長（第<span class="ltr">9</span>代）
* [[沖浦和光]] - [[桃山学院大学]]元学長、名誉教授（東大英文卒）
* [[岡本理一]] - [[旭川大学]]元学長
* [[熊谷明泰]] - [[関西大学]]名誉教授
* [[滝川政次郎]] - [[國學院大學]]名誉教授、[[極東国際軍事裁判]]の[[嶋田繁太郎]]弁護人（[[東京大学大学院法学政治学研究科・法学部|東京帝大法学部]]卒）
* [[竹友藻風]] - [[英文学者]]、元[[大阪大学]]教授
* [[筒井嘉隆]] - [[芦屋大学]]名誉教授（<span class="ltr">SF</span>作家[[筒井康隆]]の父、[[京都大学|京大]]卒）
* [[伊藤進 (法学者)|伊藤進]] - [[明治大学]]名誉教授（元[[司法試験]]選考委員）
* [[生田長江]] - 社会思想家、文芸評論家（機関紙『[[青鞜]]』の命名者、[[フリードリヒ・ニーチェ|ニーチェ]]作品を初めて日本語訳）
* [[渡辺博之]] - [[同志社大学]]元工学部教授（プロ野球[[阪神タイガース]]第<span class="ltr">20</span>代<span class="ltr">4</span>番打者）
<!-- * 山本武 - [[愛媛大学]]教授、森林工学 -->
* 中川学 - [[大連医科大学]]歯科矯正学講座 客座副教授、歯学博士
* [[藤原洋]] - [[北陸大学]]教授、薬剤学
* [[三木理史]] - [[奈良大学]]教授
* [[田中隆治]] - [[星薬科大学]]学長、[[サントリー]]顧問、元サントリー基礎研究所長（「[[青いバラ]]」の開発チームリーダー）
* [[赤楚治之]] - [[名古屋学院大学]]学長（俳優[[赤楚衛二]]の父）
* [[中野雅至]] - [[神戸学院大学]]教授、行政学

==== 政治・行政・官界 ====
* [[石田博英]] - 元[[運輸大臣]]・[[労働省|労働大臣]]・[[内閣官房長官]]
* [[松原喜之次]] - 元[[日本社会党|社会党]][[衆議院議員]]
* [[東徹 (政治家)|東徹]] - [[国会議員#参議院議員|参議院議員]]、元[[大阪府議会]]議員
* [[堀口武視]] - [[泉南市議会議員]]
* [[畑中政昭]] - [[高石市]]長

==== スポーツ ====
* [[斎藤才三]] - サッカー元日本代表、サッカージャーナリスト（[[毎日新聞]]記者で戦前に英国より3Bシステムを伝承）
* [[渡辺博之]] - 元[[阪神タイガース]]選手、同志社大工学部教授（上述）、同志社大野球部監督
* [[堀本律雄]] - 元[[読売ジャイアンツ|読売巨人軍]]（沢村賞投手）、元[[横浜DeNAベイスターズ|大洋ホエールズ]]、[[北海道日本ハムファイターズ|日本ハムファイターズ]]コーチ
* [[米田慶三郎]] - 元[[横浜DeNAベイスターズ|大洋ホエールズ]]内野手、一軍守備コーチ、[[横浜DeNAベイスターズ|横浜ベイスターズ]]二軍監督
* [[岡村晃]] - 元プロ野球選手 
* [[佐岡真弐]] - アメフト選手（[[アサヒビールシルバースター]]所属、関西学院大<span class="ltr">OB</span>・主将）
* [[杉岡尚樹]] - ハンドボール日本代表
* [[鈴木圭太]] - サッカー選手（[[大邱<span class="ltr">FC</span>]]所属）

==== 文化・芸能 ====
* 十六代目[[福王茂十郎]] - [[能楽師]]
* [[梶光夫]] - [[宝飾デザイナー]]、元歌手
* [[二代目市川齊入]]（三代目市川右之助）- [[歌舞伎]]役者
* [[やしきたかじん]] - [[歌手]]、[[タレント]]
* [[堀内孝雄]] - 歌手
* [[桐野丈二郎]] - 作曲家（[[平和勝次とダークホース]]／中川ヒロシ）
* [[池畑慎之介]]（ピーター）- 俳優（中退）
* [[立原啓裕]] - [[ディスクジョッキー|DJ]]、[[タレント]]（元[[劇団四季]]）
* [[月亭文都 (<span class="ltr">7</span>代目)|月亭文都]] - [[落語家]]
* [[須藤秀澤]] - [[写真家]]、[[英国王立写真協会]]会員
* [[李闘士男]] - 演出家、映画監督
* [[旦雄二]] - 映画監督、脚本家、<span class="ltr">CM</span>ディレクター
* [[権野元]] - 映画監督
* [[岩尾望]] - [[お笑い芸人]]（[[フットボールアワー]]）
* [[TENN]] - 歌手（[[ET-KING]]）
* [[小林大作]] - [[タレント]]、[[ラジオパーソナリティ]]
* [[堀田純司]] - [[作家]]（中退）
* [[吉田サラダ]] - お笑い芸人（[[ものいい (お笑いコンビ)|ものいい]]）
* [[小谷豪純]] - 俳優・ボーカリスト
* [[友松直之]] - 映画監督
* [[門脇慎剛]] - 俳優
* [[川越宗一]] - [[直木賞]]作家
* [[真山仁]] - [[経済小説]]『[[ハゲタカ (小説)|ハゲタカ]]』シリーズで知られる作家
*[[桜井雅斗]] - [[吉本新喜劇]][[芸人]]
*[[徳尾浩司]] - 脚本家、演出家
*[[原田諒]] - 脚本家、演出家

==== マスコミ・アナウンサー ====
* [[田中孝宜]] - [[日本放送協会|NHK]]アナウンサー
* [[松岡宏忠]] - [[南海放送]]アナウンサー
* [[澤武博之]] - [[京都放送|KBS京都]]アナウンサー
* [[石川太郎]] - [[フリーアナウンサー]]、元[[東北放送]]アナウンサー
}}

=== 教職員 ===
{{Col-list|2|
* [[竹鶴政孝]] - 化学教諭（[[ニッカウヰスキー]]創業者）
* [[内村鑑三]] - [[神学]]教諭（キリスト教思想家）
* [[近藤翠石]] - 図画教諭（[[南画家]]）
* [[浅野勇 (教育者)|浅野勇]] - 元校長（元[[学校法人帝塚山学院|帝塚山学院]]理事、帝塚山学院創立を提唱。）
* [[本田増次郎]] - 元副校長、英語教諭（立教高等女学校（現：[[立教女学院]]）校長、早稲田大学、女子英学塾（現：[[津田塾大学]]）、東京英語学校（現：[[東京外国語大学]]）、高等師範学校（現：[[筑波大学]]）の各教授を歴任。）
}}

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}

=== 注釈 ===
{{Reflist|group="注釈"|2}}

=== 出典 ===
{{Reflist|2}}

== 参考文献 ==
*『桃山学院百年史』（桃山学院百年史編纂委員会編。[[1987年]]）

== 関連項目 ==
* [[大阪府高等学校一覧]]
* [[大阪府中学校一覧]]
* [[旧制中等教育学校の一覧 (大阪府)]]

== 外部リンク ==
* {{Official website}}

{{学校法人桃山学院}}
{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:ももやまかくいん}}
[[Category:学校法人桃山学院|ちゆうかつこう]]
[[Category:阿倍野区の中学校]]
[[Category:阿倍野区の高等学校]]
[[Category:大阪市の私立中学校]]
[[Category:大阪市の私立高等学校]]
[[Category:私立中高一貫校]]
[[Category:日本の聖公会系中学校]]
[[Category:日本の聖公会系高等学校]]
[[Category:全国高等学校サッカー選手権大会出場校]]
[[Category:学校記事]]