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異名同音

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

220.213.73.250 ()  2022119 () 09:46 UTC (#)

: enharmonic: enharmonique2#bxbb23

#bb#b#=b=b=x=

調調#b

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鍵盤 英語音名 日本語音名 備考
B C Ddouble flat 嬰ロ 重変ニ
Bdouble sharp C D 重嬰ロ 嬰ハ 変ニ
Cdouble sharp D Edouble flat 重嬰ハ 重変ホ
D E Fdouble flat 嬰ニ 変ホ 重変ヘ
Ddouble sharp E F 重嬰ニ 変ヘ
E F Gdouble flat 嬰ホ 重変ト
Edouble sharp F G 重嬰ホ 嬰ヘ 変ト
Fdouble sharp G Adouble flat 重嬰ヘ 重変イ
G A 嬰ト 変イ 唯一の2つだけの組み合わせ
Gdouble sharp A Bdouble flat 重嬰ト 重変ロ
A B Cdouble flat 嬰イ 変ロ 重変ハ
Adouble sharp B C 重嬰イ 変ハ

調としての異名同音(異名同音調)は、調号の制約の関係でシャープやフラットが5個以上の調となる次の6組に限られる。

短調 長調 長調 短調
嬰ト短調 ロ長調 5 7 変ハ長調 変イ短調
嬰ニ短調 嬰ヘ長調 6 6 変ト長調 変ホ短調
嬰イ短調 嬰ハ長調 7 5 変ニ長調 変ロ短調

異名同音程

音程の場合は、「異名同音程」という。例えば、ルート(根音)がCの場合の長6度「ド~ラ」を、7度音程の考え方で書くと、「ド~シbb」or「シ#~ラ」となり、音程はbb7度(ダブルフラットした形の7度)、つまり、答えは減7度となる。異名同音程の例は、他に、増4度「ド~ファ#」と減5度「ド~ソb」などがある。半音の場合は、増1度「ド♮~ド#」と短2度「ド〜レb」である。異名同音の役割は、基本的に五度圏の調性の説明から来ている。

関連項目