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豊四季台団地︵とよしきだいだんち︶は、千葉県柏市にある旧・日本住宅公団造成の住宅団地。1964年入居開始。約4850世帯、約1万人が入居。
かつて柏競馬場︵1952年廃止︶があった場所に造成された。同じ柏市にある光ヶ丘団地と並んで、日本住宅公団による大規模団地造成であった。団地は豊四季台1丁目~4丁目に区分されている。ほとんどが中層住宅だが、2棟だけ後期に建設された高層住宅がある。
都市再生機構︵UR︶による建て替え事業の対象となっており、2004年から事業に着手している。
住居は主に5階建ての中層棟だが、1980年代に建設された高層棟もある。中心部にはスーパーマーケットや商店街も存在し、居住者の高齢化や生活スタイルの変化により近年は閉店する店もあるが、シャッターが目立つほどではない。
近年は高齢化が問題となっており、居住者の4人に1人が高齢者で、孤独死などの問題も多く、自治会が対策に追われている。
施設
●柏市豊四季台近隣センター
●集会施設と市の出張所を兼ねる。柏市の近隣センターの多くは体育館と市立図書館分館を併設しているが、豊四季台近隣センターには両者とも併設されていない。体育館は近隣センターからだいぶ離れた団地の隣接地にある。
●柏市立図書館豊四季台分館
●集会所の隣にある。近隣センターとは200メートルほど離れている。
●集会所
●選挙の投票所に利用される。かつては住民の葬儀にも利用されたが、斎場葬が普及した現在では利用されなくなった。
●柏市立柏第六小学校
●豊四季台3丁目・4丁目と隣接地区の児童が通学する。1丁目・2丁目の児童は隣接地区にある柏市立柏第七小学校に通学する。中学校区は団地全体が隣接地区にある柏市立柏第三中学校の学区である。
●浄水施設
●URの管理施設である。団地内の上水道は井戸によって賄われており、その浄水場がある。
交通
柏駅西口から団地センターを経由して柏駅西口に戻る循環路線バスを東武バスイーストが運行している。かつて朝7時は3~4分間隔で運行していたが、高齢化による乗客減で7~8分間隔に減便されている。柏駅でも待ち行列が2列になる事もあったが、最近は行列を見る事が無くなっている。2002年には157あった本数も現在では121本である。この路線には昼間専用回数券があり、自治会事務所でのみ発売する。
なお、東武野田線豊四季駅は最寄駅ではない。