逸見晴恵のソースを表示

{{半保護}}
{{Infobox 人物
|氏名     = 逸見 晴恵 
|ふりがな = いつみ はるえ
|出生名 　= 小林 晴恵
|生年月日 = {{生年月日と年齢|1949|6|11|no}}
|生誕地   = {{JPN}} [[東京都]][[目黒区]]
|没年月日 = {{死亡年月日と没年齢|1949|6|11|2010|10|21}}
|死没地   = {{JPN}} [[埼玉県]][[さいたま市]][[大宮区]]<ref>{{Cite web|和書|date=2010-10-26|url=http://www.daily.co.jp/gossip/article/2010/10/26/0003558677.shtml|title=故逸見政孝さんの妻・晴恵さん死去|publisher=神戸新聞社|accessdate=2012-06-19}}{{リンク切れ|date=2023年<span class="ltr">4</span>月}}</ref>
|職業     = [[エッセイスト]], [[起業家]] 
|活動期間 = 1988年 - 2010年
|配偶者   = [[逸見政孝]]（1970年 - 1993年, 死別）
|子供     = [[逸見太郎]]（長男）<br />[[逸見愛]]（長女） 
}}
'''逸見 晴恵'''（いつみ はるえ、[[1949年]]（[[昭和]]24年）[[<span class="ltr">6</span>月<span class="ltr">11</span>日]] - [[2010年]]（[[平成]]22年）[[<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">21</span>日]]）。[[日本]]の[[エッセイスト]]。旧姓は小林（こばやし）。[[東京都]][[目黒区]]生まれ。オフィスいつみ所属（マネジメントはフロンティア・ロードと業務提携）。

== 来歴・人物 ==
[[フジテレビジョン|フジテレビ]][[アナウンサー]]で、[[司会者]]や[[タレント]]として活躍した[[逸見政孝]]の妻。[[東京都立目黒高等学校]]、[[文化服装学院]]師範科卒業後、[[1970年]]結婚。長男は[[俳優]]、[[タレント]]、[[司会者]]の[[逸見太郎]]。長女は[[タレント]]、[[レポーター]]の[[逸見愛]]。

長らく専業主婦であったが、[[1988年]]10月、夫・政孝のフリー独立を機会に[[三木プロダクション]]系列の「オフィスいっつみい」（現在は「株式会社オフィスいつみ」に社名変更）を設立し、取締役社長に就任。政孝が[[1993年]][[<span class="ltr">12</span>月<span class="ltr">25</span>日]]、がん性悪液質により死去。喪主も務めた<ref>[https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1753284.html?mode=all　逸見政孝さん復帰叶わず　<span class="ltr">48</span>歳の若さで死去／復刻] 日刊スポーツ</ref>。政孝の死去後は、政孝が家族のために建てた総額<span class="ltr">12</span>億円の豪邸を守るために、医学エッセイを多数書き下ろし、テレビ出演や講演活動を積極的にこなしたが、後述する難病を発症し、満身創痍になりながらも夫の生命保険金と預貯金をかき集め返済した<span class="ltr">7</span>億円を差し引いてもまだ残っていた<span class="ltr">5</span>億円ものローンをほとんど返済<ref name=postseven101031>{{Cite web|和書|date=2010-10-31|url=https://www.news-postseven.com/archives/20101031_4874.html?DETAIL&PAGE=1#container|title=逸見政孝さん妻 借金<span class="ltr">5</span>億円返済とがん闘病の過酷な日々|work=NEWSポストセブン|publisher=小学館|accessdate=2018-07-27}}</ref>。

政孝の死から約半年後に受けた1994年<span class="ltr">6</span>月に受けた人間ドックで、初期の[[子宮癌|子宮がん]]を発見<ref name=postseven101031/>（約<span class="ltr">3</span>年後に公表）。子宮がんは、初期の発見で0ステージで完治したものの、その後血液細胞の[[悪性腫瘍|がん]]の一種である[[骨髄異形成症候群]]を発症する。<span class="ltr">10</span>年ほど闘病していたが、[[2010年]][[<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">21</span>日]]に[[肺胞蛋白症]]のため埼玉県内の病院で死去<ref>[http://www.sanspo.com/geino/news/101025/gnj1010251424021-n1.htm 逸見政孝氏の妻・晴恵さんが死去] サンケイスポーツ 2010年<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">25</span>日閲覧</ref>。{{没年齢|1949|6|11|2010|10|21}}。喪主は息子の太郎が務めた<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20101026-694423.html |title=逸見晴恵さん闘病<span class="ltr">16</span>年政孝さんのもとへ |access-date=2023-07-17 |publisher=[[日刊スポーツ]] |date=2010-10-26}}</ref>。

== エピソード ==
新婚当時、テレビ局のアナウンサーにもかかわらずファッションに無頓着であった政孝のために、晴恵は政孝の給料が出るたびに新しい衣服を購入しては政孝が独身時代に着ていた服を捨てることを繰り返し、結婚から半年でタンスの中身を完全に入れ替えた。それが元で生活費が不足し、晴恵の実家から金を借りたこともあったが、政孝は終生そのことを知らなかったという<ref>「逸見政孝さんの生きかた—48年の人間記録 あなたは新たなる自分を発見する」（人物データ研究会・編 1994年）。</ref>。政孝がニュース番組を担当するようになってからも晴恵は「主婦の眼はニュースの内容より着ている物に行く」という考えから、やはりボーナスが出る度に新しいスーツやネクタイなどをまとめて購入していた。当時の衣装代は年間で<span class="ltr">50</span>万から多い年には100万くらいになったという。

[[1985年]][[<span class="ltr">8</span>月<span class="ltr">12</span>日]]に一家で大阪へ帰省する際に、[[日本航空|日航機]]に搭乗する予定だったが、自身が飛行機が嫌いだったこともあり「<span class="ltr">4</span>人だったら新幹線の方が安い」と息子・太郎が政孝に提案、直前に[[東海道新幹線]]に変更したため、[[日本航空123便墜落事故]]から逃れることができた。

障害を持った[[ダルメシアン]]を飼っていたが、晴恵の死から<span class="ltr">7</span>日後にその愛犬も亡くなっている<ref>[https://web.archive.org/web/20101028105328/http://www.chunichi.co.jp/article/living/pet/CK2009091402000200.html 「逸見愛さんとヤンチャビ　私のきょうだい　心を癒やす存在」]</ref><ref>[http://www.ntv.co.jp/zoo/sp_20111015/index.html 「天才！志村どうぶつ園　<span class="ltr">2</span>時間スペシャル・特別編！涙と奇跡の動物物語<span class="ltr">4</span>～逸見政孝さんの妻晴恵さんを支えた愛犬～」]</ref>。

[[2010年]][[<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">25</span>日]]の『[[<span class="ltr">5</span>時に夢中<span class="ltr">!</span>]]』では息子の太郎が、晴恵が[[肺胞蛋白症]]のために死去したことを報告した。太郎は「私事ですが報告がございます」と切り出し、「私の母が先週<span class="ltr">21</span>日、木曜日なんですが、他界いたしました。身内で葬儀、告別式をとりおこないまして、皆様からのお気遣いの言葉を頂戴いたしました」と報告。続いて「生前、これといって親孝行は、何してやったっていうの、ないですが、とにかくこの『<span class="ltr">5</span>時に夢中<span class="ltr">!</span>』の<span class="ltr">MC</span>が決まったとき、誰よりも喜んでくれた母でした。 それが唯一の親孝行だったのかなと。ちょっぴりですが、安堵しております」と涙声で述べ、「皆様の心遣いに本当に感謝しております」と頭を下げた。「すみません。ちょっとシンミリしてしまいましたね。というわけで、お時間来ましたが。皆さん、元気にいきましょう。また明日、お会いしましょう」と声を大きくして視聴者に呼びかけた<ref>[http://www.tv-asahi.co.jp/ann/geinou/geinou_news/contents/hot_20101025_160.html テレビ朝日｜テレ朝news]　2010年<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">25</span>日</ref>。

== 出版物 ==
=== 著書 ===  
* 『二十三年目の別れ道』 フジテレビ出版 1994.11    
* 『私ががんを恐れなくなった理由』 [[扶桑社]] 2001.12
* 『黙っているのもうやめた』 日本医療情報出版 2003.7
* 『逸見晴恵が訊くがんを生き抜くための指南書』 蕗書房 2010.1 

=== 共著 === 
* 『息子への遺書』逸見政孝（著） 創樹社 1995.12
* 『家族のがんに直面したら読む本』 基佐江里（著） 宇津木久仁子（監修） 実務教育出版 2008.9

=== 補筆 === 
* 『がん再発す』 逸見政孝（著） 広済堂出版 1994.3

== 演じた女優 ==
* [[坂口良子]] - 1994年放送の[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系「[[金曜エンタテイメント]] 逸見政孝物語」。

== 脚註 ==
{{Reflist}}

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{{Normdaten}}
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[[Category:20世紀日本の女性随筆家]]
[[Category:21世紀日本の女性随筆家]]
[[Category:日本の闘病記著者]]
[[Category:過去の三木プロ系列所属者]]
[[Category:文化服装学院出身の人物]]
[[category:東京都区部出身の人物]]
[[Category:1949年生]]
[[Category:2010年没]]