難波のソースを表示

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[[画像:Namba Osaka02s3872.jpg|240px|thumb|難波駅前（左・[[髙島屋]]大阪店、右・[[なんばマルイ]]）]]
[[画像:150328 Namba Parks Osaka Japan03bs3.jpg|240px|thumb|[[なんばパークス]]]]
[[画像:千日前 201306.JPG|240px|thumb|なんば南海通り]]
[[画像:Namba Grand Kagetsu.jpg|240px|thumb|[[なんばグランド花月]]]]
'''難波'''（なんば）は、[[大阪府]][[大阪市]][[中央区 (大阪市)|中央区]]・[[浪速区]]に広がる大阪を代表する[[繁華街]]の一つ。または、中央区の[[町丁|町名]]。現行行政地名は難波一丁目から難波五丁目まで。

== 概要 ==
難波は大阪の<span class="ltr">2</span>大[[繁華街]]の一つである'''[[ミナミ]]'''に包含され、一般的にはその玄関口となる[[難波駅 (南海)|南海難波駅]]や[[難波駅 (Osaka Metro)]]、[[大阪難波駅|大阪難波駅（近鉄・阪神）]]周辺の繁華街を指す。[[梅田]]を中心とする[[キタ]]と並んで大阪における商業の中心地である。「難波」という漢字は「'''[[なにわ]]'''」とも読めるため、駅の表記や施設の名称において平仮名の「なんば」を用いる例が見られる<ref>{{Cite web |title=なんば｜Osaka Metro |url=https://subway.osakametro.co.jp/station_guide/M/m20/ |website=Osaka Metro |access-date=2024-04-14 |language=ja}}</ref>。

難波には[[私鉄]]や[[地下鉄]]といった多数の鉄道路線が乗り入れ、ミナミの玄関口として機能している。難波駅は[[梅田地区の鉄道駅|大阪・梅田駅]]に次ぐ[[ターミナル駅]]となっており、[[天王寺駅]]とともに大阪市の南玄関としての役割を二分している。北側に隣接する[[心斎橋]]や[[道頓堀]]・[[千日前]]などの周辺の地域も含めて広域的かつ一体的な繁華街[[ミナミ]]を形成している。ミナミが[[島之内]]の西半（[[心斎橋駅]]界隈）から難波駅界隈までの広範な地域を指すのに対し、難波は概ね[[道頓堀]]以南・[[千日前]]以西の地域を指すことが多い（ただし繁華街としてのミナミや難波の地理的範囲が具体的に定義されているわけではなく、人によって指し示す範囲が多少異なることがある）。[[老舗]]や高級ブランド店が多い[[心斎橋]]と比べ、ミナミの玄関口でもある難波は多種多様な商店が混在し、雑多で賑やかな雰囲気を持つ。道頓堀と南海難波駅の間には複数の商店街が発達し、[[お好み焼き]]や[[串カツ]]といった大阪グルメを提供する飲食店も多く、非常に活気のある街並みとなっている。[[なんばウォーク]]や[[NAMBAなんなん]]といった[[地下街]]も発達しており、難波地区に位置する各駅を連絡する役割をもつ。さらに、南海難波駅は[[関西国際空港]]からの[[訪日外国人旅行|訪日外国人客]]の玄関口の役割を果たしており、大阪を象徴する風景として有名な道頓堀は[[インバウンドツーリズム|インバウンド客]]のみならず国内の観光客からも人気の観光スポットである。そのため、同駅から道頓堀に至る戎橋筋商店街は多種多様な人種の通行客で賑わっている。

場合によっては道頓堀・千日前・[[宗右衛門町]]・[[湊町 (大阪市)|湊町]]・[[日本橋 (大阪市)|日本橋]]を含めた地域まで指すこともあり、[[今宮町|今宮]]・[[木津村 (大阪府)|木津]]（[[今宮戎駅]]・[[大国町駅]]付近）といった南隣の地域にも難波を冠する施設等が散見される。難波地区に位置する他の駅と比べて、[[<span class="ltr">JR</span>難波駅]]は繁華街からはやや距離があり、同駅は[[難波駅 (Osaka Metro)|地下鉄難波駅]]や[[大阪難波駅]]と地下連絡通路（地下街）などでつながっているが、長年親しまれてきた湊町駅という旧駅名と所在地の浪速区[[湊町 (大阪市)|湊町]]という町名から、同駅周辺は現在でも湊町と呼ばれることが多い。ただし、本来の湊町は[[道頓堀川]]南岸の一画に過ぎず、現行住居表示の湊町は大半がもと難波である。

== 範囲 ==
現在の[[町丁|町名]]で難波と付くものには、
* 中央区
** 難波一丁目
** 難波二丁目
** 難波三丁目
** 難波四丁目
** 難波五丁目
** [[難波千日前]]
* 浪速区
** [[難波中]]一丁目
** 難波中二丁目
** 難波中三丁目
がある。

[[大阪市高速電気軌道|Osaka Metro]]の[[難波駅 (Osaka Metro)|難波駅]]（[[Osaka Metro四つ橋線|四つ橋線]]は除く）・[[大阪難波駅]]・[[髙島屋]]・[[なんばマルイ]]が難波に、[[千日前道具屋筋商店街]]や[[なんばグランド花月]]（[[吉本興業|吉本会館]]）、YES-NAMBAビル（[[5upよしもと|よしもと漫才劇場]]、[[NMB48劇場]]）が難波千日前に、[[なんばパークス]]や[[大阪府立体育会館]]が難波中に所在する。南海難波駅と同駅ホーム下に位置する[[なんばCITY]]は難波と難波中に跨っている。
{{wide image|Kani Doraku.jpg|550px|かに道楽（右）を含む難波のパノラマ写真}}

== 沿革 ==
=== 近世前期（難波村の移転） ===
[[上町台地]]の西部に位置し'''難波'''の地名の由来となった[[西成郡]]難波村は、もともと[[南船場]]・[[島之内]]・[[下船場]]・[[堀江 (大阪市)|堀江]]の一帯にあり、上難波村（南船場）と下難波村（その他）に分かれていた。現在ではほとんど難波と認識されることのない南船場に、[[真宗大谷派難波別院|難波別院]]・[[難波神社]]があるのはこのためである。近世に行われた[[大坂]][[城下町|城下]]の拡張に伴い、上難波村はわずかに飛地としてその姿を残すほどとなり、大坂城下が幕府直轄地となる[[1619年]]（[[元和 (日本)|元和]]5年）には上難波村の人口は0人となっていた。下難波村は元和・[[寛永]]年間に行われた[[新町遊廓]]の開発に伴い、道頓堀川以南（現：浪速区元町）へ移転となった。[[1650年]]（[[慶安]]3年）には[[木津川 (大阪府)|木津川]]沿いの地域が西成郡西側町となり、下難波村から分割された。なお、南船場には上難波○○町という町名が大正初期まで、堀江には新難波○○町という町名が近世まで見られた。そして、[[1700年]]（[[元禄]]13年）に上難波村飛地が下難波村に編入され、難波村と改称された。近世の難波村は[[アイ (植物)|藍]]の産地で知られ、濃色に優れる[[阿波藍|阿波産の藍]]に対して難波産の藍は薄色に優れ、難波水藍とも呼ばれた。

=== 近世後期（難波新地の誕生） ===
難波村のうち最も早く市街化されて[[大坂三郷]]へ組み込まれたのが、概ね現在の中央区難波に当たる'''難波新地'''（なんばしんち）である。大阪史上最大級の大火となった[[1724年]]（[[享保]]9年）の[[享保の大火]]の後に、[[天満橋]]南詰の本堺町・京橋<span class="ltr">1</span>丁目・[[京橋 (大阪市)|京橋]]北詰の相生西町と相生東町の一部が[[火除地]]となったため、その移転先として道頓堀の南西に元堺町・元京橋町・元相生町の<span class="ltr">3</span>町が置かれた。その後[[1765年]]（[[明和]]2年）にこれら<span class="ltr">3</span>町と元伏見坂町（通称：坂町）の南側が開発され、ここに難波新地1 - 3丁目が形成された。

=== 近代（難波新地の再編）===
{{日本の町村 (廃止)
|廃止日 = 1897年<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">1</span>日
|廃止理由 = 編入合併
|廃止詳細 = 大阪市（南区）、西成郡'''難波村'''、[[西浜町 (大阪府)|西浜町]]、[[木津村 (大阪府)|木津村]]（一部）、[[今宮町|今宮村]]（一部）、[[東成郡]][[天王寺村]]（一部）、[[生野村 (大阪府)|生野村]]（一部） → [[大阪市]]（[[南区 (大阪市)|南区]]）
|現在の自治体 = 大阪市
|よみがな = なんばむら
|自治体名 = 難波村
|区分 = 村
|都道府県 = 大阪府
|郡 = 西成郡
|面積 =
|境界未定 =
|人口 =
|人口の出典 =
|人口の時点 =
|隣接自治体 = 大阪市（南区、[[西区 (大阪市)|西区]]）<br />西成郡[[三軒家村]]、[[川南村 (大阪府)|川南村]]、西浜町、木津村、今宮村
|所在地 = 西成郡難波村大字難波
|緯度度 = |緯度分 = |緯度秒 =
|経度度 = |経度分 = |経度秒 =
|位置画像 =
|特記事項 =
}}
[[明治]]に入ると、[[1872年]]（明治<span class="ltr">5</span>年）に坂町が南坂町に、難波新地<span class="ltr">1</span>丁目が南坂裏町に改称され、翌年には南坂裏町が南坂町に編入され、現在の千日前<span class="ltr">1</span>丁目に組み込まれて行くことになったが、一方で1872年（明治<span class="ltr">5</span>年）に元堺町・元京橋町・元相生町の<span class="ltr">3</span>町が難波新地に編入され、難波新地一番町 - 四番町に再編。翌年には難波村のうち市街化が見られた区域も難波新地に編入され、難波新地一番町 - 六番町に再編。この明治初期に拡大された難波新地の範囲が概ね現在の中央区難波の範囲となっている。

[[1879年]]（明治<span class="ltr">12</span>年）の[[郡区町村編制法]]により難波新地は大阪府[[南区 (大阪市)|南区]]に含まれ、[[1889年]]（明治<span class="ltr">22</span>年）の[[市制]]施行によって、大阪市南区へ移行。また同年の[[町村制]]施行によって、難波村は西成郡西側町・材木置場町・[[西高津村]][[小字|字]]髭剃を取り込み、難波村[[大字]]難波・西側・材木置場・西高津となった。

=== 近代（難波村の大阪市編入） ===
[[1897年]]（明治<span class="ltr">30</span>年）には難波村も大阪市南区へ編入された。[[1900年]]（明治<span class="ltr">33</span>年）の大字改編により、大字難波に以下の<span class="ltr">28</span>町が成立し、難波を冠する町名は難波新地の<span class="ltr">6</span>町を含め<span class="ltr">34</span>町となった。なお、大字西側・材木置場は木津川町1 - 3丁目に、大字西高津は南阪町に改称された。
{{div col|colwidth=12em}}
* 難波河原町1 - 2丁目
* 難波新川1 - 3丁目
* 難波蔵前町
* [[元町 (大阪市)|難波元町]]1 - 5丁目
* 難波東円手町
* 難波西円手町
* 難波東神田町
* 難波西神田町
* [[桜川 (大阪市)|難波桜川]]1 - 4丁目
* 難波反物町
* [[稲荷 (大阪市)|難波稲荷町]]1 - 3丁目
* [[塩草|難波塩草町]]
* 難波小田町
* [[立葉|難波立葉町]]
* [[芦原 (大阪市)|難波芦原町]]
* [[久保吉|難波久保吉町]]
{{Div col end}}
[[1912年]]（明治<span class="ltr">45</span>年）[[<span class="ltr">1</span>月<span class="ltr">16</span>日]]、難波新地で大火。4576戸が焼失<ref>下川耿史 『環境史年表 明治・大正編(1868-1926)』289頁 河出書房新社刊 2003年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">30</span>日刊 {{全国書誌番号|20522067}}</ref>。

=== 近代 - 戦後（町・区の再編） ===
[[1925年]]（[[大正]]14年）、難波新地を除く<span class="ltr">28</span>町は新設された浪速区へ編入され、同時に難波の冠称を廃した。[[1943年]]（[[昭和]]18年）には南区と浪速区の境界変更が行われ、河原町北部が南区へ編入された。さらに戦後になって、[[1967年]]（昭和<span class="ltr">42</span>年）には反物町が桜川へ編入された。そして[[1980年]]（昭和<span class="ltr">55</span>年）に浪速区が、[[1982年]]（昭和<span class="ltr">57</span>年）に南区が現在の住居表示を実施。[[1989年]]（[[平成]]元年）に南区が[[東区 (大阪市)|東区]]と統合されて中央区となり、現在に至る。

このように現在ではもと難波新地・河原町・新川・蔵前町といった繁華街の範囲だけを指すことが一般的になっているが、歴史的にも現在の地域区分としても難波は繁華街以西の木津川付近までの地域を含む地名である。

=== 2000年代以降の再開発事業 ===
[[2000年代]]以降、南海難波駅周辺は[[都市再開発|再開発]]が活発な地域となっている。かつて南海ホークス（現：[[福岡ソフトバンクホークス]]）の本拠地であった[[大阪球場]]の跡地は大型複合施設[[なんばパークス]]が開業し賑わいを見せている。また[[2007年]]4月には第<span class="ltr">2</span>期部分が完成し、大阪市内最大級の[[シネマコンプレックス]]「なんばパークスシネマ」が新設された。一方、難波駅前の[[南街会館]]跡地には、[[丸井]]と[[TOHOシネマズ]]が入居する[[なんばマルイ]]が[[2006年]]9月<span class="ltr">22</span>日にオープンし、2000年代後半にかけて難波における[[映画館]]の数が一気に増えることになった。

また[[髙島屋]]大阪店（本店）は、既存の本館の改修と新館の増床により、分散しているブランド品と洋品雑貨売り場、レストランをそれぞれ集約・拡張、[[2011年]]3月<span class="ltr">3</span>日にグランドオープンした。増床面積は<span class="ltr">2</span>万2000平方メートルで、従前の店舗面積と合わせると<span class="ltr">7</span>万8000平方メートルとなり、西日本最大級の[[百貨店]]へと変貌した。高島屋はまた2007年に完成したなんばパークス<span class="ltr">2</span>期の専門店街のプロデュースも行い、ミナミの集客作戦に大規模な投資をしている。

[[2012年]]以降は、[[日本国政府|政府]]による観光客誘致を目的とした訪日外国人を対象とした[[ビザ]]の緩和や、[[関西国際空港]]における[[格安航空会社]] (LCC) の就航が相次いだこともあり、南海電車で直接アクセスできる難波を中心としたミナミへ外国人観光客が多く訪れるようになった。この客層の消費や宿泊需要を取り込むために、[[ドラッグストア]]や[[ホテル]]の出店が相次いでいる。近年の店舗や施設開発にもその影響が反映されており、[[2018年]]に南海電気鉄道の旧本社である南海会館ビル跡に開業した複合施設[[なんばスカイオ]]や[[2019年]]に開業した[[エディオン]]なんば本店など、訪日客の関心を持つ日本文化やサービス・製品を体験できる施設がオープンしている<ref>[https://www.sankei.com/west/news/180420/wst1804200004-n1.html 訪日客を追い風 大阪ミナミの未来図、機を逃さず描け] - 産経新聞 2018年<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">20</span>日</ref><ref>[https://www.asahi.com/articles/ASM654SJVM65PLFA004.html なんばに最大級のエディオン 体験型、家電激戦区で勝負] - 朝日新聞 2019年<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">3</span>日</ref>。

== 世帯数と人口 ==
[[2019年]][[<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">31</span>日]]現在の世帯数と人口は以下の通りである<ref name="population"/>。
{|class="wikitable" style="text-align:right"
![[丁目]]!![[世帯|世帯数]]!![[人口]]
|-
|style="text-align:left"|難波一丁目
|17世帯
|34人
|-
|style="text-align:left"|難波二丁目
|14世帯
|19人
|-
|style="text-align:left"|難波三丁目
|18世帯
|34人
|-
|style="text-align:left"|難波四丁目・五丁目
|49世帯
|77人
|-
|style="text-align:center"|計
|98世帯
|164人
|}

=== 人口の変遷 ===
[[国勢調査 (日本)|国勢調査]]による人口の推移。<!-- 10人あたり1pxでグラフ作成しています。 -->
{|
|[[1995年]]（平成<span class="ltr">7</span>年）
|style="text-align:right"|429人||<ref name="jinko1995">{{Cite web|和書|url=https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&bunya_l=02&layout=datalist&cycle=0&toukei=00200521&tstat=000001064072&tclass1=000001064137&tclass2=000001064156&cycle_facet=tclass1%3Acycle&stat_infid=000023630313 |title=平成<span class="ltr">7</span>年国勢調査の調査結果(e-Stat)- 男女別人口及び世帯数 －町丁・字等 |publisher=総務省統計局 |date=2014-03-28 |accessdate=2019-08-16}}</ref>
|<div style="width:42.9px;height:10px;background:#9999ff"></div>
|-
|[[2000年]]（平成<span class="ltr">12</span>年）
|style="text-align:right"|443人||<ref name="jinko2000">{{Cite web|和書|url=https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200521&bunya_l=02&tstat=000000030001&cycle=0&tclass1=000001048665&tclass2=000001064749&stat_infid=000025137862&cycle_facet=tclass1%3Acycle |title=平成<span class="ltr">12</span>年国勢調査の調査結果(e-Stat)- 男女別人口及び世帯数 －町丁・字等 |publisher=総務省統計局 |date=2014-05-30 |accessdate=2019-08-16}}</ref>
|<div style="width:44.3px;height:10px;background:#9999ff"></div>
|-
|[[2005年]]（平成<span class="ltr">17</span>年）
|style="text-align:right"|184人||<ref name="jinko2005">{{Cite web|和書|url=https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200521&bunya_l=02&tstat=000001007251&cycle=0&tclass1=000001048664&tclass2=000001065184&stat_infid=000025514284&cycle_facet=tclass1%3Acycle |title=平成<span class="ltr">17</span>年国勢調査の調査結果(e-Stat)- 男女別人口及び世帯数 －町丁・字等 |publisher=総務省統計局 |date=2014-06-27 |accessdate=2019-08-16}}</ref>
|<div style="width:18.4px;height:10px;background:#9999ff"></div>
|-
|[[2010年]]（平成<span class="ltr">22</span>年）
|style="text-align:right"|235人||<ref name="jinko2010">{{Cite web|和書|url=https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200521&bunya_l=02&tstat=000001039448&cycle=0&tclass1=000001047504&tclass2=000001047970&stat_infid=000012671554&cycle_facet=tclass1%3Acycle |title=平成<span class="ltr">22</span>年国勢調査の調査結果(e-Stat)- 男女別人口及び世帯数 －町丁・字等 |publisher=総務省統計局 |date=2012-01-20 |accessdate=2019-08-16}}</ref>
|<div style="width:23.5px;height:10px;background:#9999ff"></div>
|-
|[[2015年]]（平成<span class="ltr">27</span>年）
|style="text-align:right"|184人||<ref name="jinko2015">{{Cite web|和書|url=https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200521&bunya_l=02&tstat=000001080615&cycle=0&tclass1=000001094495&tclass2=000001094526&stat_infid=000031522156&cycle_facet=tclass1%3Acycle |title=平成<span class="ltr">27</span>年国勢調査の調査結果(e-Stat)- 男女別人口及び世帯数 －町丁・字等 |publisher=総務省統計局 |date=2017-01-27 |accessdate=2019-08-16}}</ref>
|<div style="width:18.4px;height:10px;background:#9999ff"></div>
|}

=== 世帯数の変遷 ===
[[国勢調査 (日本)|国勢調査]]による世帯数の推移。<!-- 10世帯あたり1pxでグラフ作成しています。 -->
{|
|[[1995年]]（平成<span class="ltr">7</span>年）
|style="text-align:right"|218世帯||<ref name="jinko1995"/>
|<div style="width:21.8px;height:10px;background:#66dd66"></div>
|-
|[[2000年]]（平成<span class="ltr">12</span>年）
|style="text-align:right"|261世帯||<ref name="jinko2000"/>
|<div style="width:26.1px;height:10px;background:#66dd66"></div>
|-
|[[2005年]]（平成<span class="ltr">17</span>年）
|style="text-align:right"|90世帯||<ref name="jinko2005"/>
|<div style="width:9px;height:10px;background:#66dd66"></div>
|-
|[[2010年]]（平成<span class="ltr">22</span>年）
|style="text-align:right"|127世帯||<ref name="jinko2010"/>
|<div style="width:12.7px;height:10px;background:#66dd66"></div>
|-
|[[2015年]]（平成<span class="ltr">27</span>年）
|style="text-align:right"|104世帯||<ref name="jinko2015"/>
|<div style="width:10.4px;height:10px;background:#66dd66"></div>
|}

== 事業所 ==
[[2016年]]（平成<span class="ltr">28</span>年）現在の[[経済センサス]]調査による事業所数と従業員数は以下の通りである<ref name="keizai2016">{{Cite web|和書|url=https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200553&tstat=000001095895&cycle=0&tclass1=000001106235&tclass2=000001106275&tclass3=000001114496&tclass4=000001114523&stat_infid=000031727490 |title=平成<span class="ltr">28</span>年経済センサス－活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果 |publisher=総務省統計局 |date=2018-06-28 |accessdate=2019-10-23}}</ref>。
{|class="wikitable" style="text-align:right"
![[丁目]]!!事業所数<span class="ltr">!!</span>従業員数
|-
|style="text-align:left"|難波一丁目
|244事業所
|2,286人
|-
|style="text-align:left"|難波二丁目
|151事業所
|3,319人
|-
|style="text-align:left"|難波三丁目
|257事業所
|4,763人
|-
|style="text-align:left"|難波四丁目
|282事業所
|3,600人
|-
|style="text-align:left"|難波五丁目
|434事業所
|6,911人
|-
|style="text-align:center"|計
|1,368事業所
|20,879人
|}

== 主な施設 ==
=== 商業施設・商店街・地下街 ===
繁華街[[ミナミ]]の中心地である難波は老舗[[百貨店]]や専門店・[[ファッションビル]]といった商業施設や、大阪を代表する食文化であるお好み焼きや串カツなどを提供する飲食店が多数集積しており、地元の人や国内外の観光客で賑わっている。ただし、[[繁華街]]としての側面が強く[[梅田]]や[[淀屋橋]]と比べると[[オフィス街|ビジネス街]]としての機能は弱いとされる。
{{colbegin|5}}
* [[髙島屋]]大阪店
* [[なんばCITY]]
* [[なんばスカイオ]]
* [[なんばパークス]]
* [[なんばマルイ]]
* [[戎橋筋]]商店街
* なんば南海通商店街
* [[なんさん通り]]商店街
* [[千日前道具屋筋商店街]]
* [[なんばウォーク]]
* [[NAMBAなんなん]]
* [[ビックカメラ]]なんば店
* [[ヤマダデンキ]] LABI1なんば
* [[エディオン]]なんば本店
{{colend}}

=== 文化施設・劇場 ===
{{colbegin|5}}
* [[なんばグランド花月]]
* [[大阪府立上方演芸資料館]]
* [[NMB48劇場]]
* [[大阪府立体育会館]]
{{colend}}
<gallery>
Namba Crossing -S-.jpg|難波交差点
Osaka Takashima-ya , 大阪高島屋 - panoramio.jpg|髙島屋
Namba SkyO on 26th April 2019.jpg|なんばスカイオ
Namba parks04s3872.jpg|なんばパークス
Namba Marui Osaka Japan02-r.jpg|なんばマルイ
NambaWalk.jpg|なんばウォーク
BIC CAMERA Namba.JPG|ビックカメラなんば店
YAMADA DENKI LABI 1 Life Select Namba.jpg|LABI1 LIFE SELECTなんば
EDION NAMBA Head Store.jpg|エディオンなんば本店
Shin-kabukiza01s3200.jpg|[[新歌舞伎座 (大阪)#初代|新歌舞伎座（初代）]]
</gallery>

== 交通機関 ==
各路線の難波駅は<span class="ltr">1</span>日平均約<span class="ltr">88</span>万人の利用者数（乗降客数）を誇り、大阪では[[梅田地区の鉄道駅|大阪・梅田駅]]、[[天王寺駅]]、[[京橋駅 (大阪府)|京橋駅]]などとともに巨大[[ターミナル駅]]として機能している。[[難波駅 (南海)|南海難波駅]]は<span class="ltr">9</span>面<span class="ltr">8</span>線のホームは行き止まり式の高架駅であり、[[頭端式ホーム]]の駅としては[[大阪梅田駅 (阪急)|阪急大阪梅田駅]]に次ぐ国内<span class="ltr">2</span>位の規模を誇る（全[[私鉄]]駅の中でも<span class="ltr">2</span>位）。南海難波駅以外の各線の難波駅は地下駅であり、[[なんばウォーク]]・[[NAMBAなんなん]]といった[[地下街]]や地下通路を通じて、徒歩でのアクセスが可能である。その中でも[[<span class="ltr">JR</span>難波駅]]は他路線の駅や難波の[[繁華街]]からやや外れた場所に位置している。

さらに、[[大阪シティエアターミナル|OCATバスターミナル]]（<span class="ltr">JR</span>難波駅直結）や[[なんば高速バスターミナル]]（南海難波駅直結）などの主要な高速バスターミナルが位置しており、[[梅田]]とともに大阪の[[高速バス]]の拠点地域でもある。また、路線バスは南海難波駅周辺にある「なんば」停留所から[[大阪シティバス]]が市内各方面を結んでいる（[[難波駅 (南海)#バス路線]]を参照）。
[[画像:Namba Station.JPG|240px|thumb|[[難波駅 (南海)|南海難波駅]]]]
* [[難波駅 (南海)]] - 中央区難波・浪速区難波中
** [[南海電気鉄道]][[南海本線]]・[[南海高野線|高野線]]
* [[難波駅 (Osaka Metro)]] - 中央区難波・浪速区元町
** [[大阪市高速電気軌道]][[Osaka Metro御堂筋線|御堂筋線]]・[[Osaka Metro四つ橋線|四つ橋線]]・[[Osaka Metro千日前線|千日前線]]
* [[大阪難波駅]] - 中央区難波
** [[近畿日本鉄道]][[近鉄難波線|難波線]]
** [[阪神電気鉄道]][[阪神なんば線]]
* [[<span class="ltr">JR</span>難波駅]] - 浪速区湊町
** [[西日本旅客鉄道]][[関西本線]]（[[大和路線]]）
* [[桜川駅 (大阪府)|桜川駅]] - 浪速区桜川・浪速区幸町
** 大阪市高速電気軌道千日前線
** 阪神電気鉄道阪神なんば線
* [[汐見橋駅]] - 浪速区桜川
** 南海電気鉄道高野線（[[汐見橋線]]）
* [[芦原町駅]] - 浪速区芦原
** 南海電気鉄道高野線（汐見橋線）

== 難波を冠する神社仏閣 ==
[[画像:Namba-yasaka-jinja shishibutai.jpg|200px|thumb|難波八坂神社の獅子舞台]]
* [[真宗大谷派難波別院|難波別院]] - 中央区久太郎町四丁目1-11
*: [[真宗大谷派]]の寺院で通称「南御堂」。上難波村の旧地に由来し、1914年（大正<span class="ltr">3</span>年）まで南西部の町名が上難波北之町だった。
* [[難波神社]] - 中央区博労町四丁目1-3
*: [[仁徳天皇]]を祀る神社。同じく旧町名は上難波南之町。
* [[難波八阪神社]] - 浪速区元町二丁目9-19
*: [[素戔嗚尊]]を祀る神社。旧・難波村の氏神社。

== その他 ==
; ゲイ・タウン
: [[御堂筋]]と<span class="ltr">2</span>つの高速高架<ref>[[阪神高速<span class="ltr">1</span>号環状線]]と[[阪神高速<span class="ltr">15</span>号堺線]]。</ref>に囲まれた難波<span class="ltr">4</span>丁目を中心に[[ゲイバー]]が多く集まり、大阪第<span class="ltr">2</span>の[[ゲイ・タウン#ミナミ（難波<span class="ltr">4</span>丁目を中心としたエリア）|ゲイタウン]]を形成している。ゲイバーの数は難波<span class="ltr">4</span>丁目と難波中<span class="ltr">1</span>丁目だけで<span class="ltr">43</span>店舗、その周辺を含めると約<span class="ltr">60</span>店舗ほどになる<ref>ゲイイエローページ「GClick」（2013年<span class="ltr">1</span>月）より。</ref>。
{{main|ゲイ・タウン#ミナミ（難波<span class="ltr">4</span>丁目を中心としたエリア）}}
; ヘボン式の表記
: 駅名などの[[ローマ字]]表記に、ヘボン式表記が使用されることがある（Na'''n'''ba ではなく、Na'''m'''ba）。

=== 日本郵便 ===
* {{〒}}542-0076<ref name="postal"/>（集配局：[[大阪南郵便局]]<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.post.japanpost.jp/zipcode/dl/bangobo/zip_bgb.pdf |format=PDF |title=郵便番号簿 2018年度版 |publisher=日本郵便 |accessdate=2019-06-10}}</ref>）

== 出典 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}

== 関連項目 ==
* [[ミナミ]]
* [[難波駅]]
* [[千日前]] - 難波に隣接し、近年「'''裏なんば'''」と呼ばれる地域である。
* [[心斎橋]]
* [[キタ]] - [[大阪駅]]・[[梅田地区の鉄道駅|梅田駅]]周辺。
* [[上町台地]]
* [[河内王朝]]
* [[大阪市出身の人物一覧]]
* [[NMB48]] - 難波に本拠地の劇場がある。
* [[新歌舞伎座 (大阪)|新歌舞伎座]] - 2009年を持って、閉鎖され、現在は[[上本町]]に移転。
* [[梅田]]
* [[なにわ]] - 「難波」の別読み。「浪速」の読み。
* [[天王寺]]

== 外部リンク ==
* {{Commonscat-inline|Namba, Osaka}}
* [https://www.city.osaka.lg.jp/chuo/ 中央区]

{{大阪市中央区の町名}}
{{大阪市の地域}}
{{Normdaten}}
{{リダイレクトの所属カテゴリ|redirect=難波村 (大阪府)|西成郡|大阪市域の廃止市町村|浪速区の歴史|1889年設置の日本の市町村|1897年廃止の日本の市町村}}
{{DEFAULTSORT:なんは}}
[[Category:難波|*]]
[[Category:大阪市の観光地]]
[[Category:大阪市中央区の町・字]]
[[Category:浪速区の地理]]
[[Category:日本のゲイ・タウン]]