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'''鳶色'''(とびいろ、{{Lang-en|Reddish brown、Burnt sienna}})は、[[タカ科]][[トビ]]の[[羽毛]]の色、つまり、赤暗い[[茶褐色]]のことである<ref>『スーパー大辞林』三省堂、2013年。</ref><ref>{{Cite book|和書|title=広辞苑第七版|year=2018|publisher=岩波書店|page=2112}}</ref><ref name=":1">{{Cite web |
'''鳶色'''(とびいろ、{{Lang-en|Reddish brown、Burnt sienna}})は、[[タカ科]][[トビ]]の[[羽毛]]の色、つまり、赤暗い[[茶褐色]]のことである<ref>『スーパー大辞林』三省堂、2013年。</ref><ref>{{Cite book|和書|title=広辞苑第七版|year=2018|publisher=岩波書店|page=2112}}</ref><ref name=":1">{{Cite web|和書|title=鳶色とは |url=https://kotobank.jp/word/%E9%B3%B6%E8%89%B2-192887 |website=コトバンク |accessdate=2022-02-17 |language=ja |first=色名がわかる辞典,精選版 |last=日本国語大辞典,デジタル大辞泉}}</ref>。「鵄色」「鴟色」「飛色」の別名をもつ<ref name=":0">{{Cite web|和書|title=鳶色(とびいろ)とは?~日本の伝統色 Japanese Traditional Colors~ |url=https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/16006 |website=マイナビ子育て|夫婦一緒に子育て |accessdate=2022-02-17}}</ref>。鳶色から出た色名としては「鳶茶」「鳶黒」「藍鳶」などが挙げられる<ref name=":2">{{Cite book|和書|title=日本の色|date=2008年5月15日|publisher=平凡社|pages=|page=86}}</ref>。 |
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== 概要 == |
== 概要 == |
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[[Image:Milvus migrans govinda.jpg|thumb|left|160px|トビ]] |
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JISの色彩規格では﹁暗い黄みの赤﹂とされている<ref name=":1" />。名前の由来は、小型の猛禽類である鳶の腹の羽縁の色が赤黒い茶褐色であることに由来しているが、実際の鳶の羽の色は鳶色よりも赤みが少なめになっている<ref name=":0" /><ref name=":2" /><ref>{{Cite book|和書|title=日本の色|date=2008年5月15日|publisher=平凡社|page=86}}</ref>。植物を色名にすることが多い日本では珍しい、動物を名前に入れた色名である<ref name=":1" />。
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JISの色彩規格では﹁暗い黄みの赤﹂とされている<ref name=":1" />。名前の由来は、小型の猛禽類である鳶の腹の羽縁の色が赤黒い茶褐色であることに由来しているが、実際の鳶の羽の色は鳶色よりも赤みが少なめになっている<ref name=":0" /><ref name=":2" /><ref>{{Cite book|和書|title=日本の色|date=2008年5月15日|publisher=平凡社|page=86}}</ref>。植物を色名にすることが多い日本では珍しい、動物を名前に入れた色名である<ref name=":1" />。
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江戸時代には、鳶は人里の近くでも飛び回る、馴染み深い鳥であった<ref name=":1" />。江戸時代の初期から茶系統を代表する色として扱われ、江戸前期には、﹁江戸茶﹂や﹁憲法染﹂とともに広く愛好された<ref name=":0" /><ref>{{Cite book|和書|title=日本の色|date=2008年5月15日|publisher=平凡社|page=101}}</ref>。江戸中期には、8代将軍である徳川吉宗が享保の改革を推し進めた結果、派手な柄の着物を禁じられた<ref name=":0" /><ref>{{Cite web |
江戸時代には、鳶は人里の近くでも飛び回る、馴染み深い鳥であった<ref name=":1" />。江戸時代の初期から茶系統を代表する色として扱われ、江戸前期には、﹁江戸茶﹂や﹁憲法染﹂とともに広く愛好された<ref name=":0" /><ref>{{Cite book|和書|title=日本の色|date=2008年5月15日|publisher=平凡社|page=101}}</ref>。江戸中期には、8代将軍である徳川吉宗が享保の改革を推し進めた結果、派手な柄の着物を禁じられた<ref name=":0" /><ref>{{Cite web|和書|title=流行色は歌舞伎から…。江戸時代の女性ファッションはどのように楽しんでいた? (2017年9月23日) |url=https://www.excite.co.jp/news/article/Japaaan_61844/ |website=エキサイトニュース |accessdate=2022-02-17 |language=ja}}</ref>。その中で、庶民の間で地味な色が粋とされたため、男性の着尺の色として広く普及した<ref name=":0" /><ref name=":2" />。
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
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2023年12月5日 (火) 16:17時点における最新版
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16進表記 | #85403A |
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RGB | (133, 64, 58) |
CMYK | (0, 65, 50, 55) |
HSV | (4°, 143%, 133%) |
マンセル値 | 7.5R 3.5/5 |
表示されている色は一例です |
鳶色(JIS慣用色名) | ||
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マンセル値 | 7.5R 3.5/5 |