K/BB
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K/BB (SO/BB) (Strikeout to Walk ratio) とは、奪三振 (K:strikeout)と与四球 (BB:Base on Balls)の比率で、投手の制球力を示す指標の1つ。3.5を超えると優秀と言われる。
K/BB=奪三振÷与四球
概要
奪三振と与四球は守備や球場の影響を受けないため、K/BBは運に左右されにくい投手の能力、特に制球力を表しているとされる。
好投手ならば一般的にK/BBが2.00を下回る事が少なく[1]、優秀な投手は3.50を超える事が多い。
DIPSの評価において奪三振と与四球の損益分岐点はK/BB=1.50なので、これを下回るとFIP等の指標が悪化しやすい。[要出典]
メジャーリーグベースボール
MLB通算記録
順位 | 選手名 | K/BB |
---|---|---|
1 | トミー・ボンド | 5.04 |
2 | マックス・シャーザー | 4.51 |
3 | クレイトン・カーショウ | 4.40 |
4 | カート・シリング | 4.38 |
5 | ペドロ・マルティネス | 4.15 |
6 | ダン・ヘイレン | 4.03 |
7 | クリフ・リー | 3.93 |
8 | ザック・グレインキー | 3.91 |
9 | ジム・ホイットニー | 3.82 |
10 | マディソン・バムガーナー | 3.81 |
順位 | 選手名 | K/BB |
---|---|---|
11 | デビッド・プライス | 3.69 |
12 | ジョン・リーバー | 3.68 |
13 | ブレット・セイバーヘイゲン | 3.641 |
14 | モンテ・ウォード | 3.636 |
15 | ジャスティン・バーランダー | 3.61 |
16 | マイク・ムッシーナ | 3.583 |
17 | ロイ・ハラデイ | 3.576 |
18 | ロイ・オズワルト | 3.56 |
19 | ヨハン・サンタナ | 3.51 |
20 | ジョージ・ブラッドリー | 3.42 |
- 2000投球回以上が対象。記録は2023年シーズン終了時点[2]
MLBシーズン記録
順位 | 選手名 | 所属球団 | K/BB | 記録年 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | フィル・ヒューズ | ミネソタ・ツインズ | 11.63 | 2014年 | ア・リーグ記録 |
2 | ブレット・セイバーヘイゲン | ニューヨーク・メッツ | 11.00 | 1994年 | ナ・リーグ記録 |
3 | クリフ・リー | シアトル・マリナーズ→テキサス・レンジャーズ | 10.28 | 2010年 | 左投手記録 |
4 | ジム・ホイットニー | ボストン・ビーンイーターズ | 10.00 | 1884年 | |
5 | 9.86 | 1883年 | |||
6 | カート・シリング | アリゾナ・ダイヤモンドバックス | 9.58 | 2002年 | |
7 | マルコ・ゴンザレス | シアトル・マリナーズ | 9.14 | 2020年 | |
8 | ジョージ・カービー | シアトル・マリナーズ | 9.05 | 2023年 | |
9 | ジョージ・ブラッドリー | プロビデンス・グレイズ | 9.00 | 1880年 | |
10 | ペドロ・マルティネス | ボストン・レッドソックス | 8.88 | 2000年 |
- 規定投球回以上。記録は2023年終了時点[3]
参考記録
順位 | 選手名 | K/BB |
---|---|---|
1 | ジェイコブ・デグロム | 5.38 |
2 | クリス・セール | 5.26 |
3 | ジョシュ・トムリン | 4.85 |
4 | 田中将大 | 4.76 |
5 | コーリー・クルーバー | 4.69 |
6 | ゲリット・コール | 4.57 |
7 | スティーブン・ストラスバーグ | 4.373 |
8 | マイケル・ピネダ | 4.371 |
9 | アーロン・ノラ | 4.26 |
10 | マリアノ・リベラ | 4.10 |
- 記録は2023年シーズン終了時点[2]