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2010年4月9日 (金) 10:19時点における版
株式会社NAVレコード (NAV Records)は1970年代から1980年代初頭まで活動した、映像・音楽ソフトメーカーキャニオンレコード(当時)のレコードレーベルの一つである。
来歴
1973年秋に発足。NAVとは﹁Nippon Audio Video﹂の頭文字。
1974年2月25日、第1回発売作品﹁進藤典子/恋のイブニングタイム﹂発売。以降、1980年の会社組織終了まで、ほかに例を見ないアイドル歌謡曲専門レーベルとして、多くのアイドル歌手を輩出した。
既存レーベルであったキャニオンレコードにもアイドルは所属していたが、総じて実績は芳しくなく、そのジャンルでは先行のCBSソニーやビクターに大きく遅れをとっていた。その対抗策として設立されたはずだが、結果的に大ヒットを生み出せず、約8年でその幕を閉じた。
それ以降もNAVレコードの名はキャニオンレコードの一レーベルとして残り、1981年には林紀恵がNAVレーベルからデビュー、専用のレコード内袋とジャケットへのロゴ使用はPCマークに変更される1982年10月まで使用された。また、レコードレーベルについては、レコードの生産が一旦終了した1989年まで専用のものが使用された。
なお、レーベル最大のヒット作品は、皮肉にもレーベル終了が決定していたはずの1980年6月発売の﹁田原俊彦/哀愁でいと﹂(オリコン最高2位)である。
リイシュー
1990年代以降も活躍した田原俊彦を除けば、1990年代初頭までに木之内みどり、岡田奈々、石川ひとみ、三木聖子の編集盤やオリジナルアルバムの一部が発売されたのみで、しかもほとんどが長らく廃盤だったため中古盤店では高値で取引されていた。
そんな中、2001年以降に上記の5アーティストに加え、能瀬慶子、林紀恵のベスト盤が、2004年には木之内みどりと岡田奈々の全アルバムをそれぞれ4枚組CD2セットに収めた商品が発売され、好評を博した。
2003年には、1980年9月5日までに発売された全シングル88作品をA/B面すべてを収録した3枚組CD3セットが発売されたが、現在は生産中止になっている。
所属アーティスト
●進藤典子
●メロディーメーカー
●あきいずみ - ビクターから移籍、後にテイチクへ移籍。
●木之内みどり
●荒川務︵→荒川つとむ︶
●小林美樹 - その後テレビ新潟初代アナウンサーとして入局し、フリーアナウンサーに
●渡辺秀吉
●岡田奈々 - 後にTDKから作品発売。
●左とん平 - トリオから移籍。
●殿ゆたか
●江口有子
●三木聖子
●坂主昭市
●岸本加世子 - バップへ移籍。
●石川ひとみ - 休養後、コロムビア、ビクターから作品発売。
●リューベン︵→リューベン&カンパニー︶
●能瀬慶子
●田原俊彦 - ガウスを経て、現在はビクターに在籍。
●林紀恵