アヒル口
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アヒル口︵アヒルくち、アヒルぐち、英: Duck face︶とは、鳥類のアヒルの嘴︵くちばし︶に似た形状を持つ人間の口を指す言葉。アヒル口は先天性のものと、意図してそうした口の形状を作り上げるものに分類される。﹁ドナルドダック唇﹂﹁アヒル唇﹂などと呼称されることもある。
口角が上がり、口先をやや突き出したような形状であることが一般的で、アルファベットのWのように見える。タラコ唇やおちょぼ口のように口の特徴を表す言葉である。近年では女性の魅力の一つとして認知されるようになっている。
由来と歴史[編集]
﹁アヒル口﹂という名称そのものは1998年にデビューした歌手・鈴木亜美に対して用いられたのが最初とされ[1]、それ以降はこうした口の形状が女性の﹁キュートさ﹂や﹁セクシーさ﹂を表す特徴のひとつとして、広く知られるようになった。2005年には﹃現代用語の基礎知識﹄に、2006年には﹃大辞林﹄に掲載され、一過性の流行語ではなく、一般用語として浸透していくこととなる[2]。 当然ながら、この言葉が発生する以前にも、酒井法子︵1986年デビュー︶や岩井由紀子︵1985年デビュー︶など、こうした口を持つ者は存在したが、当時は女性の魅力を体現する特徴には数えられておらず、むしろコンプレックスのひとつとして捉えられていた[1]。脚注[編集]
参考文献[編集]
- 野村理朗『なぜアヒル口に惹かれるのか』メディアファクトリー新書、2010年。ISBN 9784840134408。
- All About. “ナゼモテる?アヒル口がウケる理由”. 2010年11月18日閲覧。