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﹃キッス﹄は、やまだないとによる日本の漫画作品。1990年、週刊ヤングマガジン︵講談社︶にて連載された。
渋谷を舞台にした再婚した親の連れ子同士の男女のラブコメディー。週刊ヤングマガジンにおいて、1990年第12号から第39号にかけて連載された。単行本は、ヤンマガKCスペシャル︵講談社︶より全2巻で発売された。
キャラクター造型やポップな扉絵、使用される擬音などに、漫画家・江口寿史からの影響が見られる。また、当時の人気音楽グループであるフリッパーズ・ギターからの影響として、扉絵が彼らのアルバムジャケットに似せられていたり、エピソードのタイトルが彼らの楽曲名から引用されたりしている。
ストーリー[編集]
東京・渋谷に住む高校1年生のキイチは、父親の再婚パーティーの会場から出てきた女の子・カズミと出会い一目惚れする。キイチは声をかけてきたカズミをバイクに乗せ、ホテルに連れていく。酒を交わして話し合ううち、2人は意気投合し一夜を共にする。しかし翌朝、自分たちが再婚する親の連れ子同士とわかりパニックに。親とともにひとつ屋根の下、兄妹として暮らすことになり、キイチの悶々とした日々が始まる。
登場人物[編集]
青山 紀市︵あおやま きいち︶
通称キイチ。高校1年生︵劇中で2年生に進級︶。カズミと結ばれ童貞を捨てたが、彼女が義理の妹となり悶々とした日々を過ごすことに。軟弱で優柔不断な性格だが、ここぞという時には男らしい面を見せることもある。同級生のコズエやケンらと﹁バカ・ボーンズ﹂というバンドを組み、ヴォーカルを担当。酒癖がかなり悪い。
青山 一美︵あおやま かずみ︶
通称カズミ。中学3年生︵劇中で高校1年生に進級︶。キイチと結ばれたものの、家族となってからは兄妹として接しようとする。学校でも目立つほどの可愛らしいルックスの持ち主だが、ませていて気の強い性格である。アヤとナツキという友人がいる。
雑賀︵さいが︶
渋谷を取りしきるチーム、ワイルド・ワンのリーダー。他を圧倒するカリスマ的な存在で、喧嘩も強く異性にも不自由していない。自分の前で気の強さを見せたカズミを気に入り、自分の女にしようと狙う。
青山 紀八︵あおやま きはち︶
キイチの父親。桃栗山念︵ももくり さんねん︶というペンネームで小説家として活動している。前妻と別れ長らく独身だったが、外国で出会ったキミエと再婚した。
青山 キミエ︵あおやま キミエ︶
カズミの母親で紀八の再婚相手。和服美人。行動にとろいところがある。
サエコ
紀八の前妻でキイチの実の母親。モデルクラブの社長。カズミと雑賀をモデルにスカウトする。
外部リンク[編集]
●キッス - マンガ図書館Z