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キドニーシーヴス (Kidneythieves) は、アメリカ合衆国のインダストリアル・ロックバンド。フリー・ドミンゲス︵ボーカル︶とブルース・サマーズ︵ギター/エンジニアリング︶がリーダーを務める。
1998年に1作目のシングル﹁S+M (ア・ラブ・ソング)﹂と1作目のアルバム﹃トリックスター﹄を発表。2001年にリミックスEP﹃ファイ・イン・ザ・スカイ﹄、2002年に2作目となるアルバム﹃ゼロスペース﹄を発表。タイトル・トラック﹁ゼロスペース﹂はシングル・カットされた。また収録曲の﹁ビフォア・アイム・デッド﹂は、2002年の映画﹃クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア﹄で使用された。2004年、﹃トリックスター﹄をデジタル・リマスターして﹃トリックスタープロセス﹄として再リリース。5曲のボーナス・トラックとボーナスDVDが付属した。﹃トリックスタープロセス﹄の発表後、フリー・ドミンゲスがブルース・サマーズとともにインディーズ・レーベルのプロジェクトを発足させ、バンド﹁ショックニーナ﹂を生み出した。
2007年1月、ドミンゲスが電子メール版の会報の中で、サマーズとともにキドニーシーヴスの新たな作品でコラボレートすると発表した[要出典]。2010年中盤に3作目のアルバム﹃トリプトファナティック﹄を発表した。2011年、5曲入りのEP﹃インビジブル・プラン﹄を発表︵﹃トリプトファナティック﹄と﹃インビジブル・プラン﹄のCDはバンドの公式サイトのみでの販売となっており、予約特典の
ボーナストラックが収録されている︶。バンドは現在4作目となるアルバムの制作に入っている。
ディスコグラフィ[編集]
スタジオ・アルバム[編集]
●﹃トリックスター﹄︵1998年︶
●﹃ゼロスペース﹄︵2002年︶
●﹃トリプトファナティック﹄︵2010年︶
EP、特別版[編集]
●﹃ファイ・イン・ザ・スカイ﹄︵2001年︶
●﹃トリックスタープロセス﹄︵2004年︶
●﹃インビジブル・プラン﹄︵2011年︶
●﹃リックUクリーンE4M﹄︵2011年︶
ライブ・アルバム[編集]
●﹃キドニーシーヴス・ライブ・イン・シカゴ2002﹄︵2002年︶
収録曲
(一)テイク・ア・トレイン︵イントロ︶
(二)ブラック・ブリット
(三)タクシーキャブ・メサイア
(四)ビフォア・アイム・デッド
(五)クレイジー
(六)グリッター・ガール
(七)ゼロスペース
(八)ディスクレイシア
(九)ビフォア・アイム・デッド・アコースティック
(十)レッド&バイオレット
シングル[編集]
●﹁S+M (ア・ラブ・ソング)﹂︵1998年︶
●﹁ゼロスペース﹂︵2002年︶
●﹁フリーキー・ピープル﹂︵2010年︶
メディアへの登場[編集]
サウンドトラックへの参加[編集]
●﹃チャイルド・プレイ﹄︵1998年︶
●﹁クレイジー﹂︵パッツィー・クラインによって有名になったウィリー・ネルソンの楽曲のカバー︶
●﹃クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア﹄︵2002年︶
●﹁ビフォア・アイム・デッド﹂
●﹃ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー﹄︵2011年︶
●﹁ゴッド・イン・ファイアー﹂
●﹃メタルギア ライジング リベンジェンス﹄︵2013年︶
●﹁ストレンジャー・アイ・リメイン﹂
テレビ・シリーズ[編集]
●﹃ファースト・ウェイブ﹄︵1998年︶
●第10話﹁マーカー262﹂で﹁S+M (ア・ラブ・ソング)﹂
●﹃ウルフ・レイク﹄︵2001年︶
●第1話﹁ミート・ザ・ペアレンツ﹂で﹁ブラック・ブリット﹂
●﹃CSI:マイアミ﹄︵2003年︶
●シーズン2第9話﹁破滅への誘い﹂で﹁アーセナル﹂
●﹃ウェアハウス13〜秘密の倉庫 事件ファイル〜﹄︵2013年︶
●シーズン2第2話﹁呪われたスーパーヒーロー﹂で﹁タクシーキャブ・メサイア﹂
コンピュータゲーム[編集]
﹃Deus Ex: Invisible War﹄で、ゲーム内の架空のポップスター﹁NGレゾナンス﹂が﹃トリックスター﹄の収録曲を歌っている。声はリード・ボーカリストのフリー・ドミンゲス。
﹃ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー﹄のサウンドトラックに、石元丈晴とコラボレートした楽曲﹁ゴッド・イン・ファイアー﹂が収録された。
2013年には、﹃メタルギア ライジング リベンジェンス﹄のサウンドトラックにフリー・ドミンゲスが歌う﹁ストレンジャー・アイ・リメイン﹂が収録された。
ゲスト参加とコラボレーション[編集]
フリー・ドミンゲスは、カンジャー・ワンの3作目のアルバム﹃エクサイラク﹄の収録曲﹁ラン・フォー・カバー﹂、ビート・ベントリロキスツのEP﹃グッドナイト・メモリー﹄の収録曲﹁アンフォルディング﹂でボーカルとして参加している。2004年、フリーのボーカルは彼女がザ・レボリューションのマット・フィンクとのジョイント・ベンチャー・プロジェクト﹁ザ・インサイダー・プロジェクト﹂のために作詞作曲した﹁ゲイシャ・スーパーフライ﹂﹁ウォー・オブ・ラブ﹂﹁インビジブル﹂﹁キックスタンド﹂﹁ラインストーン・ヘイロー﹂でフィーチャーされている。フリーのバッキング・ボーカルはゼロマンサーのアルバム﹃クローン・ユア・ラヴァー﹄の収録曲﹁ファースト (ウィズ・ミー)﹂と﹁ハウゼズ・オブ・カーズ﹂で聴くことができる。また、ゼロマンサーのドイツ公演後半のステージでも歌っている。ドイツでは同時期にカンジャー・ワンのステージでも歌っており、その後のカンジャー・ワンの2010年5月のロンドン公演でも歌った。フリー・ドミンゲスはKMFDMの2011年のアルバム﹃WTF?!﹄の収録曲﹁テイク・イット・ライク・ア・マン﹂でフィーチャーされている。コラボレーション以外ではフリーはソロとしてデビュー・アルバム﹃フリーダミング﹄を発表し、現在は完売している。ミュージック・ビデオ﹁クエスチョン&ライズ﹂も制作された。アルバム・バージョンとは異なったアップ・ビートなアレンジで、﹁クエスチョン&ライズ (ウィズ・ドラムス)﹂と銘打たれ、後にiTunes限定で配信されたEP﹁フリーダミング - EP﹂に収録された。フリーの2作目のソロ作品はアルバム﹃コア: Aゾーン﹄で発表される予定であったが、キドニーシーヴスの活動再開に伴い延期となり、現在までリリースには至っていない。だが、2006年にフリーがこのアルバムのサンプル版として5曲入りEP﹁コア: Aゾーン - EP﹂を発表している。また、フリーは同時期に﹁ハート・オブ・ゴールド﹂のカバーをレコーディングしている。2011年後半から2012年前半にかけてソロでギグを開催したほか、ジミー・ネッコのオープニング・アクトも務めた。フリーは会報で3作目のソロ・アルバム﹃ボルケーノ+ザ・シー﹄を2012年に発表すると示唆した。また、2作のソロ・アルバムから選曲したコンピレーション・アルバムを2012年初頭にリリースすると発表した。
ブルース・サマーズはグッド・シャーロットが現在行っている世界ツアーのライブ制作に参加している。また、リチャード・パトリックのバンド﹁フィルター﹂の最新作や、ロブ・ゾンビのギタリストであるジョン5の最新CDでマスタリングを手がけているほか、バーナデット・ピーターズ主演の映画﹃カミング・アップ・ローゼズ﹄の音楽を作曲している。映画は2011年に公開された。最近では、第27回ノースロップ・グラマン・ナショナル宇宙シンポジウムの音楽制作を担当した。
外部リンク[編集]