キム・アング
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キンバリー・J・アング︵Kimberly J. Ng, 1968年12月17日 - ︶は、MLBのマイアミ・マーリンズのゼネラルマネージャー ︵GM︶を務めた︵2020年11月 - 2023年10月︶。
MLB史上初めて﹁女性﹂及び﹁東アジア系﹂として編成トップとなった人物である[1]。
経歴[編集]
インディアナ州インディアナポリスにて5人姉妹の長女として生まれる。学生時代はテニスやソフトボールをプレーしていた。シカゴ大学在学中の1990年よりインターンとしてシカゴ・ホワイトソックスのフロント入りし、翌1991年からはフルタイムの球団職員となった。ホワイトソックスには1996年まで在籍し、1997年はアメリカンリーグのオフィスに勤務した。 1998年3月からはニューヨーク・ヤンキースのGM補佐となってGMのブライアン・キャッシュマンを支え、同年からの3年連続ワールドシリーズ制覇に貢献した。 2002年から10年間はロサンゼルス・ドジャースでGM補佐を務めた。ドジャース退団後はどの球団にも所属せず、ヤンキースとドジャース在籍時の監督でMLB機構副会長であるジョー・トーリ直属の部下として働いた。その間にはシアトル・マリナーズやサンフランシスコ・ジャイアンツなど数球団のGMの面接を受けたが、就任までは至らなかった。 2020年11月13日、2021年シーズンよりマイアミ・マーリンズのGMに就任することが発表された。これによってMLBはもとより、アメリカ四大スポーツ史上初めて女性GMが誕生することとなった[2]。GMとしての評価はトレードが上手い傾向にあることから、ファンから信頼されている。 2023年はワイルドカードでポストシーズンまで導く手腕を見せたが、敗退後に退任が発表された[3]。脚注[編集]
(一)^ 友成那智、村上雅則﹃メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2022﹄廣済堂出版、2022年、301頁。ISBN 978-4-331-52361-2。
(二)^ Joe Frisaro (2020年11月13日). “Ng joins Marlins as MLB's first woman GM” (英語). MLB.com. 2022年9月11日閲覧。
(三)^ Jeff Passan (2023年10月16日). “Kim Ng out as GM after Marlins propose hiring new president” (英語). ESPN. 2023年10月22日閲覧。