スコット・ヒックス
表示
スコット・ヒックス Scott Hicks | |||||
---|---|---|---|---|---|
本名 | Robert Scott Hicks | ||||
生年月日 | 1953年3月4日(71歳) | ||||
国籍 | オーストラリア | ||||
主な作品 | |||||
『シャイン』 『アトランティスのこころ』 | |||||
|
スコット・ヒックス︵Scott Hicks, 1953年3月4日 - ︶はオーストラリア出身の映画監督。
略歴[編集]
ウガンダでイギリス人の港湾・鉄道土木技術者の父とスコットランド人の母の下に生まれる。家族で住まいを転々とし、10歳までケニヤのナイロビ郊外に暮らし、イギリスを経て14歳の時にオーストラリアのアデレードに落ち着いた。現在でもアデレードに住んでいる。 フリンダース大学で映画制作を学び、数本の短編映画を製作(1997年に大学から名誉博士号を授与される)。卒業後はオーストラリアを代表する映画監督であるピーター・ウィアーやブルース・ベレスフォードのもとでスタッフとして働いた。1979年のウィアー監督﹃ザ・プラマー/恐怖の訪問者﹄では第二アシスタントディレクターを務めた。 1989年天安門事件直前の中国を撮ったテレビドキュメンタリー作品﹃鉄壁・万里の長城﹄で高い評価を得た。 1995年、ピアニストデヴィッド・ヘルフゴットの伝記映画﹃シャイン﹄がアカデミー賞7部門にノミネートされ、世界的な知名度を得る。続く﹃ヒマラヤ杉に降る雪﹄、アンソニー・ホプキンス主演の﹃アトランティスのこころ﹄も好評を博した。 その後しばらくは仕事をセーブし、オーストラリアでテレビ・コマーシャルの制作などを担当した。そのうちの一つはニューヨーク近代美術館の永久コレクションになっている。 6年後の2007年、ラブコメディ﹃幸せのレシピ﹄で復帰。同年作曲家フィリップ・グラスをテーマにしたドキュメンタリー長編﹃Glass: A Portrait of Philip in Twelve Parts﹄を制作し、トロント国際映画祭で絶賛された。 現在は商業映画より主にドキュメンタリー作品の製作に戻っている。主な監督作品[編集]
- 鉄壁・万里の長城 (1989)
- シャイン Shine (1995)
- ヒマラヤ杉に降る雪 Snow Falling on Cedars (1999)
- アトランティスのこころ Hearts in Atlantis (2001)
- 幸せのレシピ No Reservations (2007)
- 一枚のめぐり逢い The Lucky One (2012)