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ダイレクト・ボックス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ダイレクトボックスから転送)

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パッシブ型[編集]

初期のものはインピーダンス変換と不平衡平衡変換を1個のトランスで兼ねる構成であった。この構成は電源不要で構造がシンプルであるが、入力インピーダンスをある程度以上に高くできないという難点がある。この構成をパッシブ(受動)型と呼ぶ。同様の回路はSURE-SM58のようなダイナミックマイクの中にも見られる。

アクティブ型[編集]

後に入力インピーダンスを高くするために入力段に真空管やFETなどによるアンプを用いた構成が一般的となった。現在ではこのタイプが主流である。このタイプの出力側はトランスもしくは電子平衡出力となっている。この構成をアクティブ(能動)型と呼ぶ。外部電源に接続するほか乾電池やファンタム電源(出力側の信号経路から供給される)の製品がある。

付加機能[編集]

  • 入力スルージャック
入力ジャックと並列に接続され、楽器出力を分岐して楽器用アンプなどへ接続するために用いる。または、チューナーなどの周辺機器を接続する場合にも使われる。
  • グラウンドリフトスイッチ
ダイレクトボックスのフレームグラウンド楽器用アンプなどと触れている場合に、接地された商用電源コンセントなどとミキサーとの間でお互いの接地の電位が一致しないなどの理由でグラウンドループによるハムノイズが発生することがある。この場合にXLRタイプコネクターの1番ピン(GND)を切り離すか入力側の回路をフレームグラウンドから切り離すことでグラウンドループを回避する。
機種によって手法が異なる場合があるので使用の際は仕様を確認しておくことが望ましい。
  • 位相反転スイッチ
バランス出力の極性を切り替える。
  • フィルター
低域あるいは高域をカットする機能である。カットオフ周波数は固定(あるいは選択式)の構成が一般的だが連続可変式の機種もある。
  • PAD(減衰器)
トランスあるいはダイレクトボックス内のヘッドアンプが飽和しないように挿入される減衰器である。
機種によっては楽器用アンプのスピーカー出力を減衰可能な構成になっているものもあるが、仕様を確認して回路が焼損しないように注意する必要がある。
  • ゲイン切り替え
ダイレクトボックス内部で増幅度を持つタイプが有り、増幅度を可変出来るようになっている機種がある。

関連項目[編集]