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ハイドンの協奏曲一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 (Hob.) 7 (VII) 18 (XVIII) 

 (Hob. VIIa)[]


45
ホーボーケン番号(Hob.番号)順
VIIa 作品タイトル 作曲年代 備考
1 ヴァイオリン協奏曲第1番 ハ長調 1761-65頃
2 ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調 1765 紛失
3 ヴァイオリン協奏曲第3番 イ長調『メルク協奏曲』 1770/71頃 1949年オーストリアメルク修道院で発見された
4 ヴァイオリン協奏曲第4番 ト長調 1769以前 自筆譜紛失
D1 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作曲年不明 カール・シュターミツ作
G1 ヴァイオリン協奏曲 ト長調 作曲年不明 ミヒャエル・ハイドン作
A1 ヴァイオリン協奏曲 イ長調 作曲年不明 ジョルノヴィキー作
B1 ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 作曲年不明 ミヒャエル・ハイドン作
B2 ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 作曲年不明 クリスティアン・カンナビヒ作

チェロ協奏曲 (VIIb)[編集]

チェロ協奏曲は、第3番が紛失し、第4番と第5番は偽作である。

ホーボーケン番号(Hob.番号)順
VIIb 作品タイトル 作曲年代 備考
1 チェロ協奏曲第1番 ハ長調 1760-65?/1780
2 チェロ協奏曲第2番 ニ長調 1783
3 チェロ協奏曲第3番 ハ長調 1780? 紛失
4 チェロ協奏曲第4番 ニ長調 1772 G.B.コンスタツィ作
5 チェロ協奏曲第5番 ハ長調 1769 ポッパー作
g1 チェロ協奏曲 ト短調 作曲年不明 紛失

コントラバス協奏曲 (VIIc)[編集]

コントラバス協奏曲は1曲のみで、のちに紛失した。

ホーボーケン番号(Hob.番号)順
VIIc 作品タイトル 作曲年代 備考
1 コントラバス協奏曲 作曲年不明 紛失。調性不明?

ホルン協奏曲 (VIId)[編集]

ホルン協奏曲は4曲作曲しているが、第2番は偽作とされている。

ホーボーケン番号(Hob.番号)順
VIId 作品タイトル 作曲年代 備考
1 コルノ・ダ・カッチャ協奏曲 ニ長調 1765 紛失
2 2つのホルンのための協奏曲 変ホ長調 作曲年不明 紛失。同じ調性の曲が現存するものの、おそらくアントニオ・ロセッティの作品(下記参照)
3 ホルン協奏曲第1番 ニ長調 1762
4 ホルン協奏曲第2番 ニ長調 1781以前 偽作?
- 2つのホルンのための協奏曲 変ホ長調 1784以前? おそらく偽作、作曲者はアントニオ・ロセッティ(作品整理番号Murray C56Q)と推定されている[1]。紛失したVIId:2と同曲とする説もある。

トランペット協奏曲 (VIIe)[編集]

ハイドンの作品中、最も有名な作品である。

ホーボーケン番号(Hob.番号)順
VIIe 作品タイトル 作曲年代 備考
1 トランペット協奏曲 変ホ長調 1796 トランペット奏者アントン・ヴァイディンガーのために作曲

フルート協奏曲 (VIIf)[編集]

フルート協奏曲は2曲のみである。

ホーボーケン番号(Hob.番号)順
VIIf 作品タイトル 作曲年代 備考
1 フルート協奏曲 ニ長調 1780?
D1 フルート協奏曲 ニ長調 作曲年不明 レオポルド・ホフマン作。1楽章のみ

オーボエ協奏曲 (VIIg)[編集]

オーボエ協奏曲は1曲のみである。

ホーボーケン番号(Hob.番号)順
VIIg 作品タイトル 作曲年代 備考
C1 オーボエ協奏曲 ハ長調 作曲年不明 偽作

 Haydn [2]

2 (VIIh)[]


410023

使La Borie[3]
ホーボーケン番号(Hob.番号)順
VIIh 作品タイトル 作曲年代 備考
1 2つのリラのための協奏曲第1番 ハ長調 1786
2 2つのリラのための協奏曲第2番 ト長調 1786
3 2つのリラのための協奏曲第3番 ト長調 1786
4 2つのリラのための協奏曲第4番 ヘ長調 1786
5 2つのリラのための協奏曲第5番 ヘ長調 1786

鍵盤楽器のための協奏曲 (XVIII)[編集]


XVIII2XVIII:123461161261770341783-178411[4]

117566[4]

XIV
ホーボーケン番号(Hob.番号)順
XVIII 作品タイトル 作曲年代 備考
1 オルガン協奏曲 ハ長調 1756
2 オルガン協奏曲 ニ長調 1767
3 チェンバロ協奏曲 ヘ長調 1765/71以前
4 チェンバロ協奏曲 ト長調 1768頃?/82以前 「ピアノ協奏曲」とも
5 オルガン協奏曲 ハ長調 1763
6 ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲 ヘ長調 1766
7 オルガン協奏曲 ヘ長調 1766 偽作?
8 オルガン協奏曲 ハ長調 1766 レオポルド・ホフマン作?
9 チェンバロ協奏曲 ト長調 1767 「ピアノ協奏曲」とも。偽作?
10 オルガン協奏曲 ハ長調 1771
11 チェンバロまたはピアノのための協奏曲 ニ長調 1782 「ピアノ協奏曲」として一番良く演奏される
Es1 チェンバロ協奏曲 変ホ長調 作曲年不明 偽作?
F1 チェンバロ協奏曲 ヘ長調 作曲年不明 フォーグラー作
F2 チェンバロ協奏曲 ヘ長調 作曲年不明
F3 チェンバロ協奏曲 ヘ長調 作曲年不明 ラング作
G1 チェンバロ協奏曲 ト長調 作曲年不明 偽作
G2 2台のチェンバロのための協奏曲 ト長調 作曲年不明 詳細不明

脚注[編集]

  1. ^ Sterling E. Murray, "Haydn oder Rosetti? Das Konzert in Es-Dur für zwei Hörner, RWV C 56"
  2. ^ 佐藤章:1971年LPレコード ERATO REM-1036-RE Jacques Chambon + Kurt Redel解説論稿
  3. ^ Joseph HAYDN, deLirium
  4. ^ a b James Webster (2001). “Haydn, Joseph”. In Stanley Sadie. The New Grove Dictionary of Music and Musicians. 11 (2nd ed.). Macmillan Publishers. p. 201. ISBN 1561592390