ピッツバーグ交響曲 (スパーク)
表示
﹃ピッツバーグ交響曲﹄︵A Pittsburgh Symphony︶は、フィリップ・スパークが作曲したブラスバンドのための交響曲。
概要[編集]
ペンシルベニア州ピッツバーグを本拠地とするプロのブラスバンド、リヴァー・シティー・ブラス・バンド︵英語: River City Brass Band︶と指揮者のロバート・バーナット︵Robert Bernat︶の委嘱で1987年から1990年にかけて作曲された4曲のブラスバンド曲を、1991年に最終的に1曲の交響曲としてまとめたもので、全曲の初演は1992年にピッツバーグで作曲者の指揮により行なわれた。 楽譜はイギリスのステュディオ・ミュージック︵Studio Music︶から各楽章が単独で出版された。また、第4楽章を除く3曲はそれぞれ単独の曲として吹奏楽にも編曲され出版されている。編成[編集]
英国式ブラスバンドの使用楽器・編成に基づく。構成[編集]
作曲の経緯から、各楽章は有機的な結び付きが弱く、作曲者自身もむしろ組曲のようなものと述べている。
(一)ピッツバーグ序曲︵A Pittsburgh Overture︶
1990年作曲、1991年初演。
(二)リヴァー・シティー・セレナーデ︵River City Serenade︶
1988年作曲。
(三)山の歌︵Mountain Song︶
1987年作曲、1988年初演。
作曲者が休暇を過ごすオーストリアのチロル州シュヴァーツ郡にある観光保養地マイヤーホーフェンの情景。
(四)バーレスク︵Burlesque︶
1989年作曲。
改編され吹奏楽曲﹁劇場の音楽﹂︵Theatre Music︶の終曲に転用されている。