ベツサイダ
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ベツサイダ︵英語:Bethsaida︶は新約聖書に登場する町の名前である。﹁漁師の家﹂という意味のアラム語を音訳した地名である。今日のイスラエルの古跡エッ・テルであると言われる。
聖書[編集]
イエス・キリストの最初の弟子になった漁師アンデレ、ペテロ、ピリポの故郷であるガリラヤの町である。イエスは盲人を癒し、また、町の人々の不信仰に嘆いた。 禍害なる哉コラジンよ、禍害なる哉ベツサイダよ、汝等の中にて行ひたる能力ある業を、ツロとシドンとにて行ひしならば、彼らは早く荒布を著、灰の中にて悔改めしならん。 されば汝等に告ぐ、審判の日にはツロとシドンとのかた汝等よりも耐へ易からん。 — マタイ伝11章21,22節古跡[編集]
ヨルダン川がガリラヤ湖︵ゲネサレ湖︶に流れ込む河口の東岸を北に1.5kmほど入った地点にあるエッ・テルがベツサイダであると言われる。高さ30mほどの小高い丘の上に残骸が残っている。 ヘロデ大王の子ピリポが再興して、皇帝アウグストゥスの娘ユリアにちなんで、ベツサイザ・ユリアスとよばれた町である。参考文献[編集]
- 『新聖書注解』いのちのことば社、1985年