ラシーヌ瀬
ラシーヌ瀬︵ラシーヌせ、仏: Rapides de Lachine 英: Lachine Rapids︶はセントローレンス川にある急流で、カナダのモントリオール島LaSalle地区と南岸との間にある。
ここの川底の地形には急な段差が存在し、川の水量にも季節変化が無いため、そこでは波の形は定常的となっている。このような波としては世界で最も波が高い。
過去においては、舟運の大きな妨げであり、一旦陸揚げし陸運する必要があった。1825年にモントリオール島南西部を抜けるラシーヌ運河が完成した[1]。しかし引き続きモントリオールより内陸側は鉄道で輸送しモントリオールで大西洋への外航船へ積み替える方が有利な点も多かった。これがモントリオールがカナダで最大の鉄道集積地である理由である。
今日においてここは、セントローレンス海路をなす南岸の運河で通過できる。