二癈人
﹃二癈人﹄︵にはいじん︶は、江戸川乱歩の著した短編小説である。1924年︵大正13年︶6月、﹃新青年﹄に掲載された。
登場人物[編集]
井原 主人公。夢遊病という持病により殺人を犯した過去がある。 斎藤 戦争で顔にひどい傷を負っている。あらすじ[編集]
湯治場で出会った井原と斎藤は意気投合する。やがて井原の部屋で二人は茶を飲みながら、井原はふと過去に犯した犯罪について斎藤に告白を始める。そして思いもよらなかった真実が判明する。出版[編集]
- 春陽堂文庫 『心理試験』収録
- 角川文庫 『地獄の道化師』収録
- 新潮文庫『江戸川乱歩傑作選』収録
- 講談社 江戸川乱歩推理文庫『二銭銅貨』収録
- 創元推理文庫 『D坂の殺人事件』収録
- 光文社文庫 『屋根裏の散歩者』収録