二階借り
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﹃二階借り﹄︵にかいがり︶は、落語の演目。艶笑物。﹃茶漬間男﹄という題も使われ3代目桂米朝のものが有名。東京では6代目三遊亭圓生が﹃二階の間男﹄、5代目春風亭柳昇が﹃お茶漬け﹄の題で演じた音源が残されている。
あらすじ
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ある不倫中の男女。女は夫の友人と男女の関係になった。金のない男は女を外に連れ出す手間を嫌がり、夫が在宅中の家の2階で情事に及ぼうと思いつく。男は友人である夫に、相手が彼の妻だとは教えずに、とある人妻だということにして2階を借りる許可を得た上で女︵=妻︶の顔が判らないように明かりを消して二階に上がる。その折、夫は茶漬けを食うことに夢中で、2階で男に抱かれているのが自分の妻だということに気づかない。
ことが終わり、2人は再び明かりを消して出て行く。妻は何食わぬ顔で帰宅する。夫は、﹁今日、友人に2階を貸したよ。相手は人妻だってさ。まったく、その女の旦那はどんな男で、何してるんだろう﹂と、茶漬けを食いながら、妻に語る。妻は、﹁今頃その旦那は、お茶漬でも食べてるんじゃない?﹂と答える。