京大事件
京大事件︵きょうだいじけん︶と呼称される事件、すなわち第二次世界大戦以前の京都帝国大学、戦後の京都大学を舞台とした事件のうち、主要なものは以下の通りである。
●沢柳事件︵1913年 - 1914年︶ - 1913年京都帝大総長・沢柳政太郎による7教授罷免に端を発し、教授の人事権は教授会にありとする法科大学︵現在の京大法学部︶教授・助教授の抗議の辞職を経て、翌14年4月、沢柳総長の辞職に至った事件。
●京都学連事件の端緒となった弾圧事件︵1925年︶ - 1925年12月京都府警察部により京都帝大などの社会科学研究会会員が多数検挙された事件。
●滝川事件︵1933年︶ - 1933年5月文部省による京都帝大法学部教授・滝川幸辰の休職処分に端を発し、同学部教官一同の抗議辞職に発展した事件。
●京大天皇事件︵1951年︶ - 1951年11月昭和天皇の京大来学に際し、キャンパスに押しかけた多数の学生との間で混乱が生じ、天皇への公開質問状︵後に技術史家となった中岡哲郎が執筆︶を用意していた同学会︵学生自治会。責任者は後の映画監督の大島渚︶に解散処分などが下された事件。