人情亭錦紅
人情亭 錦紅︵にんじょうてい きんこう︶は、落語家の名跡。
●初代人情亭錦紅 - 江戸神田の大工出身、初め初代林屋正藏の門下で正八から上蔵、後に写し絵師の橘さん鳥斎の門下で口亭︵または橘︶蜂鳥を経て人情亭錦紅を名乗った。自ら工夫した﹁ひとり怪談﹂を創始した。
●二代目人情亭錦紅 - 初代三遊亭圓生の門下、こちらは代々から外す場合もある。
●三代目︵二代目︶人情亭錦紅 - 後∶蓁しん々しん斎さい桃とう葉よう
四代目(三代目) | |
本名 | 栗原 寅吉 |
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別名 | まがらずの寅さん |
生年月日 | 1870年11月28日 |
没年月日 | 不詳年 |
出身地 | 日本 |
師匠 | 初代三遊亭圓遊 |
名跡 | 1. 三遊亭遊鶴 2. 三代目人情亭錦紅 |
家族 | 三代目人情亭錦紅(兄) 二代目一徳斎美蝶(息子) |
所属 | 睦会 |
︵1870年11月28日 - ?︶本名∶栗原 寅吉。
3代目の実の弟。明治末に初代三遊亭圓遊の門下で遊鶴、兄が亡くなってすぐの6月に麻布福槌亭で錦紅を襲名する。この年に真打昇進したと思われる。1918年の睦会の名簿に見えるがその後消息不明、その頃没した模様。
あだ名を﹁まがらずの寅さん﹂という。実の息子が日本奇術師の二代目一徳斎美蝶。
参考文献[編集]
- 諸芸懇話会、大阪芸能懇話会共編『古今東西落語家事典』平凡社、ISBN 458212612X
- 古今東西噺家紳士録