創元推理21
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﹃創元推理21﹄︵そうげんすいり21︶は、東京創元社が発行していた文庫サイズの文芸雑誌。表紙には﹁本格ミステリの専門誌﹂というコピーが書かれている。2001年5月から2003年2月までで計5冊刊行された。
前身はミステリ雑誌﹃創元推理﹄︵1992年10月~2000年10月︶で、それが21号を迎えるにあたって、改名したものである。
2003年6月、誌名を﹃ミステリーズ!﹄に変更し、リニューアルした。
刊行リスト[編集]
●2001年夏号︵2001年5月︶ - 特集 渡辺啓助・渡辺温 ●2001年冬号︵2001年9月︶ - 特集 S・S・ヴァン・ダイン、第11回鮎川哲也賞/第8回創元推理短編賞/第8回創元推理評論賞 発表 ●2002年夏号︵2002年8月︶ - 特集 新・五十円玉二十枚の謎 ●2002年秋号︵2002年10月︶ - 特集 第12回鮎川哲也賞/第9回創元推理短編賞/第9回創元推理評論賞 発表 ●2003年春号︵2003年2月︶ - 絶筆長編一挙掲載﹁星と月﹂天藤真 創元推理21別冊 ●本格ミステリこれがベストだ! 2001 ︵探偵小説研究会他、2001年4月︶ ●本格ミステリこれがベストだ! 2002 ︵探偵小説研究会著、2002年4月︶掲載小説リスト[編集]
刊行順に(1)~(5)とする。- 新作
- 青井夏海「助産婦探偵シリーズ 別れてください」(4)
- 伊神貴世「知られすぎた男」(1)、「眺めのいい客室」[1](2)、「樺桜の花嫁」(3)、「饒舌天使」(4)
- 大倉崇裕「やさしい死神」(2)、「無口な噺家」(5)
- 小松史生子「彼方」(1)、「ポカポカ娘はみんなのアイドル」(3)
- 天藤真「星と月」(5)
- 伯方雪日「必然なる偶然」(5)
- 松尾由美「安楽椅子探偵アーチー 首なし宇宙人の謎」(3)
- 矢口敦子「息子の質問」(3)、「幽霊の処方箋」(4)、「ワールドカップ異聞」(5)
- 山野辺若「十九時五分の窓」(《闇の眼》シリーズ第一弾)(1)、「君の瞳に映るもの」(《闇の眼》シリーズ第二弾)(2)、「鬼火」(4)
- 創元推理短編賞
- 氷上恭子 - 第8回受賞作「とりのなきうた」(2)、受賞後第一作「度の過ぎた遊び」(4)
- 緑川聖司 - 第8回最終候補作「見えない悪意」(3)
- 竹林木凛 - 第8回最終候補作「がまずみを探しに」(3)
- 山岡都 - 第9回受賞作「昆虫記」(4)、受賞後第一作「スフィンクスが消えた夜」(5)
- 笛吹太郎 - 第9回最終候補作「強風の日」(5)
- 新・五十円玉二十枚の謎
- 石沢尋 - 最優秀賞「平凡な生活」(3)
- 紺野晴香 - 優秀賞「虫送り」(3)
- 園田修一郎 - 優秀賞「新約五十円玉二十枚の謎」(3)
- 再録
- 海外作品
- N・O・T・ヴォン・ダイム「ピンク家殺人事件」(2)
脚注[編集]
- ^ 目次では「眺めのいい部屋」