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千石 英世︵せんごく ひでよ、1949年3月3日 - ︶は、日本のアメリカ文学者、文芸評論家。立教大学名誉教授。
人物・来歴[編集]
大阪府出身。1972年東京教育大学文学部アメリカ文学科卒業、1975年旧・東京都立大学大学院英文学専攻修士課程修了、同助手、1977年明治大学専任講師、1980年助教授、1981年東京都立大学英文学科助教授、1992年立教大学文学部英米文学科教授、同文芸・思想専修教授、2014年定年退任、名誉教授、京都産業大学客員教授を務めた。
1983年﹁ファルスの複層-小島信夫論﹂で第26回群像新人賞評論部門受賞︵当初は筆名板倉洋を使ったが、発表時に本名に戻す︶。以後、アメリカ文学の研究、特にメルヴィル﹃白鯨﹄の翻訳のほか、文藝評論でも活躍。村上春樹を批判的に論じた﹁アイロンをかける青年﹂もある。親交のある福間健二の映画にいくつか出演している。
●﹃小島信夫―ファルスの複層﹄︵小沢書店 1988年︶
●増補版﹃小島信夫 暗示の文学、鼓舞する寓話﹄︵彩流社 2006年︶
●﹃白い鯨のなかへ―メルヴィルの世界﹄︵南雲堂 1990年︶
●増補版﹃白い鯨のなかへーメルヴィルの世界﹄︵彩流社 2015年︶
※﹃白鯨﹄論、﹃マーディ﹄論、﹃クラレル﹄論など旧版より6篇増補。
●﹃アイロンをかける青年-村上春樹とアメリカ﹄︵彩流社 1991年︶
●﹃異性文学論 愛があるのに﹄︵ミネルヴァ書房 2004年︶
●﹃9・11/夢見る国のナイトメア 戦争・アメリカ・翻訳﹄︵彩流社 2008年︶
●﹃地図と夢 詩集﹄七月堂, 2021.1
共著・編纂[編集]
●﹃名作はこのように始まる Ⅱ﹄︵中村邦生共編著 ミネルヴァ書房 2008年︶
●﹃名作は隠れている﹄︵千葉一幹共編著 ミネルヴァ書房 2009年︶
●﹃未完の小島信夫﹄︵中村邦生共著 水声社 2009年︶
●﹃小島信夫批評集成﹄︵全8巻 中村邦生、山崎勉共編 水声社 2010年-2011年︶
●﹃白鯨 (シリーズもっと知りたい名作の世界﹄編. ミネルヴァ書房, 2014.12
●﹃小島信夫長篇集成﹄全10巻 中村邦生 共編集委員. 水声社, 2015-16
●﹃小島信夫短篇集成﹄全8巻 中村邦生 共編集委員. 水声社, 2014-15
●斎藤義重﹃無十﹄編. 水声社, 2016.7
●メルヴィル﹃白鯨﹄上下 ︵講談社文芸文庫 2000年︶