双葉文庫
双葉文庫︵ふたばぶんこ、FUTABA BUNKO︶は、株式会社双葉社が発行している文庫レーベル。
沿革と概要[編集]
1982年︵昭和57年︶5月に創刊された[1]。光文社文庫︵光文社︶、PHP文庫︵PHP研究所︶、知的生きかた文庫︵三笠書房︶などと創刊時期をほぼ同じくする[2]。 文庫書き下ろしの他、単行本やフタバノベルスの文庫化、﹃小説推理﹄に連載された作品の文庫化などが収録されている。扱うジャンルは、ミステリー・ハードボイルド・恋愛小説・時代小説・官能小説・ゲームブックなど幅広い[3]。文庫内シリーズとして、双葉文庫 comico BOOKS、双葉文庫名作シリーズなどがある[4]。comico BOOKSは、小説アプリcomicoに連載されたcomicoノベルを書籍化したもので、2015年11月に創刊された[4][5]。 ﹁居眠り磐音 江戸双紙﹂シリーズは、累計1900万部を超えるベストセラーとなっている[6]。双葉文庫から発売されている湊かなえのミステリー作品は、累計500万部を突破している[7]。﹃夜行観覧車﹄﹃ヒトリシズカ﹄﹃残花繚乱﹄など、映像化作品も多い。2015年、小島正樹﹃扼殺のロンド﹄が第6回エキナカ書店大賞を受賞している[8]。 1995年より、日本推理作家協会賞受賞作品を収録した﹁日本推理作家協会賞受賞作全集﹂を発行している[9]。 関連レーベルとして、双葉社ジュニア文庫、双葉ポケット文庫、双葉V文庫、モンスター文庫などがある。双葉社ジュニア文庫は、小学校高学年から中学生をターゲットにした小説レーベルで、2015年7月に創刊された[10]。 公式キャラクターは﹁たばぶー﹂[11]。脚注[編集]
出典[編集]
- ^ 株式会社双葉社 | 会社概要
- ^ 出版メディアパル - Web連載1月号 誰も知らなかった文庫の全体像を描く 青田恵一
- ^ 株式会社双葉社 | 書誌インデックス 文庫
- ^ a b 【新文化】 - 連載 第31回 - 衝撃ネット小説のいま
- ^ comico、ノベル作品を双葉文庫で初の書籍化 | 文化通信:ニュース総合
- ^ 「居眠り磐音 江戸双紙」公式サイト
- ^ 『Nのために』連ドラ化 榮倉奈々が湊かなえワールドに挑む | TBSホット情報
- ^ BOOK EXPRESS 9/1(火)~第6回 エキナカ書店大賞受賞作展開中!|エキナカポータル
- ^ 検索結果書誌詳細:蔵書検索システム|岡山県立図書館
- ^ 高野苺「orange」が小説に、双葉社の小中学生向け新小説レーベルより刊行 - コミックナタリー
- ^ 双葉社
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 株式会社双葉社 | 書誌インデックス 文庫
- 双葉文庫 (@futababunko) - X(旧Twitter)