均時差
均時差︵きんじさ、equation of time︶とは、天球上を一定な速さで動くと考えた平均太陽と、視太陽︵真太陽︶との移動の差。
1853年にナポリのダンテ広場に建てられた時計塔には均時差を表示 する針がついている。
準天頂衛星が地球から見て8の字を描くように見えるのも同じ現象である。
六分儀を使って太陽を観測する時には均時差を考慮してい平均太陽を観測する必要が生じる場合があり航海年鑑に記載されている均時差を元に補正する。
近代になると均時差を表示する時計も作られるようになりマリンクロノメーターには現在の均時差を示す針が実装されるようになった。21世紀現在でも高級機械式時計の中には付加価値として均時差を示す針が実装されている物がある。