夏目坂通り
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夏目坂通り︵なつめざかどおり︶は、東京都新宿区のやや北東部に位置する市町村道の一つである。距離は約690メートルで北の馬場下町交差点と南の若松町交差点を結ぶ坂道となっている。
名称の由来[編集]
夏目家︵夏目漱石の生家︶がこの坂の途上にあったことから命名。漱石自身も随筆﹃硝子戸の中﹄の中で「 | 父はまだその上に自宅の前から南へ行く時に是非共登らなければならない長い坂に、自分の姓の夏目という名をつけた。不幸にしてこれは喜久井町ほど有名にならずに、ただの坂として残っている。しかしこの間、或人が来て、地図でこの辺の名前を調べたら、夏目坂というのがあったと云って話したから、ことによると父の付けた名が今でも役に立っているのかも知れない[1][2]。 | 」 |
と詳述している。新宿区は漱石の偉業を偲び、この坂の3箇所に名称由来の標識と、坂下の記念碑を敷設した。