二信組事件
(安全信用組合から転送)
二信組事件︵にしんそじけん︶とは、1990年代に発覚した不正融資事件。東京二信組問題とも呼ばれた。
概要[編集]
1994年︵平成6年︶に経営破綻に陥った東京協和信用組合、安全信用組合の2信用組合の元理事長らが1995年︵平成7年︶、背任容疑で逮捕された事件。 捜査の過程で、政治家の親族の会社に不正な金が流れたことが判明し、事件は政界に波及。1995年︵平成7年︶、国会で山口敏夫元労相と中西啓介元防衛庁長官が証人喚問される。その後、山口は背任罪や偽証罪などで逮捕、起訴され、懲役3年6か月の実刑判決が確定した。 この処理のために受け皿銀行東京共同銀行︵現在の整理回収機構︶が作られた。参考文献[編集]
- 野村二郎『日本の裁判史を読む事典』(自由国民社)