安国造
安国造︵やすのくにのみやつこ・やすこくぞう︶は近江国東部︵琵琶湖東岸︶を支配した国造。淡海安国造、近淡海安国造とも。
概要[編集]
祖先[編集]
●﹃古事記﹄によると祖は日子坐王の子の水之穂真若王で、淡海国造と同系とされる。氏族[編集]
安氏︵やすうじ、姓は直︶。本拠[編集]
近江国野洲郡で、現在の滋賀県野洲市および守山市に相当する。後に淡海国造の支配下に置かれたともいう[要出典]。氏神[編集]
不明。天之御影神とも[1]。人物[編集]
●大多牟坂王︵おおたむさかのみこ、大陀牟夜別/意富多牟和気︶ 初代淡海安国造。彦坐王三世孫または天津彦根命の後裔。 ●布多遅比売︵ふたぢひめ、両道入姫命︶ 大多牟坂王の娘。倭建命に嫁いで稲依別王を産んだ。 ●坂田垂根君︵さかたのたりねのきみ︶ 大多牟坂王の子。関連項目[編集]
●国造の一覧脚注[編集]
参考文献[編集]
- 『國史大辭典』(吉川弘文館)
- 坂本太郎・平野邦雄『日本古代氏族人名辞典』(吉川弘文館)
- 『日本史広辞典』(山川出版社)
- 『神道大辞典』(臨川書店)