出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
山梨 絵美子︵やまなし えみこ、1958年 - ︶は日本の美術史家。千葉市美術館館長[1]、日本博物館協会会長[2]。
国立文化財機構東京文化財研究所に勤務し、副所長を務めた[1]。東京都美術館運営委員会委員、千葉県文化財保護審議会委員ほか[1]。
秋田県生まれ。東京大学文学部美学美術史学科卒業。のち同大学院修了。1989年に東京国立文化財研究所の研究員となる[3]。
2021年4月1日 千葉市美術館館長就任[3]。2022年11月28日 日本博物館協会会長就任[4]。
専門分野[編集]
日本近代美術史。高橋由一、小林清親、黒田清輝など近代日本の 洋画に詳しく、日本近代美術史を専門として研究され、多くの美術館の収集審査委員、運営委員を務めるなど、美術全般に精通。
主な刊行著作[編集]
●﹃明治の洋画 高橋由一と明治前期の洋画﹄︵至文堂﹁日本の美術﹂349︶
●﹃小林清親と明治の浮世絵﹄︵至文堂﹁日本の美術﹂368︶ ほか[1]。
●﹃美術の国の自由市民 矢代幸雄とバーナード・ベレンソンの往復書簡﹄︵越川倫明と共編訳、玉川大学出版部 2019︶
企画・監修の主な展覧会[編集]
﹁没後100 年記念東京国立博物館所蔵高野コレクション 浅井忠展﹄2005 年 日本橋高島屋ほか ﹁生誕150 年 黒田清輝展﹄2016 年 東京国立博物館[1]。