市川景之
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市川景之︵いちかわ かげゆき、1969年12月25日 - ︶は、日本の作曲家、歌曲伴奏者。
神奈川県立小田原高等学校を経て、東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。北村昭、島岡譲、永冨正之他に師事。パリ国立高等音楽院を和声法︵J.Cl.レイノー︶・対位法︵J.Cl.アンリー︶・フーガ︵T.エスケシュ︶・管弦楽法︵P.メファノ︶の各クラスを一等賞にて、二十世紀音楽の和声法︵E.ルジェ︶を二等賞で修了。指揮科予科に首席入学したが、芸大赴任のため中退。エコール・ノルマル音楽院室内楽科︵歌曲専修︶修了。
1996年から1999年にかけてサン・マンデ市立音楽院、サン・ルー・ラ・フォーレ音楽院の伴奏者をつとめる。フランス各地の市立音楽院等のソルフェージュ、和声の試験審査官をたびたび務める。そのかたわらピアノおよびピアノ伴奏法をジャクリーヌ・ボノ=ロバン、ソランジュ・キャパランに師事。フランス歌曲の演奏について古澤淑子、カミーユ・モラーヌに師事。
国立音楽大学客員准教授 、東京藝術大学、洗足学園大学非常勤講師︵作曲理論、ソルフェージュ︶。日本フォーレ協会会員、フランス歌曲研究会会員、二期会フランス歌曲研究会ピアニスト、日本作曲家協議会、日本ソルフェージュ研究協議会会員。
作品[編集]
- 「バスーン四重奏曲」(1992年)
- パリ枢機卿委嘱作品「受胎告知のオラトリオ」(2000年)
- 「堀口大學の3つの短歌(仏語)」(2001年)
- 「虫の心(仏語訳、小林一茶の句による)」(2003年)
- 「大手拓次の3つの詩」(2010年)
- 「音の絵葉書」Cartes postales ~フルートとピアノの為の6つの愛唱歌(2014年)
- 「84の和声課題」
著書[編集]
- メトード・ソルフェージュ -読譜・リズム・視唱-(伊藤康英、金丸めぐみとの共著、2006年第1版、ISBN 978-4276502253)