帝都物語異録
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﹃帝都物語異録﹄︵ていとものがたりいろく︶は、荒俣宏の伝奇小説である﹃帝都物語﹄の解析書。
概要[編集]
帝都破壊を目論む魔人・加藤保憲の出生に秘密をのぞかせる﹁龍神村木偶茶屋︵りゅうじんむらでくぢゃや︶﹂を収録。魔術論、都市論など全4章から成る。構成[編集]
●加藤保憲の野望を遂げさせるために ●帝都物語異録・龍神村木偶茶屋 ●第一章 魔人復活編 ●第二章 呪詛呪術編 ●第三章 永遠聖都編 ●第四章 怪異神霊編龍神村木偶茶屋[編集]
﹃帝都物語﹄の前日談ともいえる短編であり、魔人加藤保憲の誕生の秘密が語られている。また、同時に﹃帝都幻談﹄、﹃新帝都物語﹄に登場する﹁加藤重兵衛﹂の秘密も語られており、﹃帝都幻談﹄、﹃新帝都物語﹄と﹃帝都物語﹄を繋ぐ重要なストーリーである。なお、﹃新帝都物語﹄と﹁木偶茶屋﹂の間にも小笠原諸島を舞台としたシナリオがあるようだが、いまだ文章化はされていない。執筆者[編集]
書誌情報[編集]
- 荒俣宏 編著『帝都物語異録』(原書房、2001年) ISBN 4-562-03452-1