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庵治の船祭り︵あじのふなまつり︶は、香川県高松市庵治町にある皇子神社で行われる夏祭りである[1]。2009年6月26日に香川県の無形民俗文化財に指定されている[1]。
皇子神社下の江の浦でダンジリを練った後、船上の屋台で獅子を遣い、御旅所まで海上を渡り再度ダンジリと獅子舞を行い神社に還る。
神輿・ダンジリ・獅子舞を乗せた船が船団を連ねる船渡は、香川県内でも特徴的であり、1681年︵天和元年︶頃より始まったとも伝えられて、江戸時代頃の﹃讃岐国名勝図会﹂にはその様子が描かれている。
なお、祭りで演じられる﹁才田岩陰獅子舞﹂は高松市指定無形民俗文化財、獅子舞で現在も使われる﹁才田獅子頭﹂は讃岐の毛獅子頭では最古のものとされ、高松市指定有形民俗文化財に指定されている。
- ^ a b “庵治の船祭り”. www.city.takamatsu.kagawa.jp. 高松市. 2024年1月3日閲覧。