復楽園
復楽園︵ふくらくえん、Paradise Regained︶は、ジョン・ミルトン作の初期近代英語の叙事詩。全4巻からなりユリウス暦1671年に刊行された。﹃楽園回復(楽園の回復)﹄とも訳される。
新約聖書に書かれた﹁荒野の誘惑﹂のエピソードをテーマに、イエス・キリストとサタンの対決を描く。題名の﹃復楽園﹄とは、イエスがサタンの誘惑に打ち勝つことで、永遠のいのちへの道が人類に開かれたことを意味している。
制作の背景[編集]
ロンドンに疫病が流行したため、友人エルウッドがバッキンガムシャーのチャルフォント︵en:Chalfont St Giles︶にコテジを手配し、ミルトンはそこに引っ越した。 この時、ミルトンはエルウッドに﹃失楽園﹄の原稿を見せ批評を求めた。彼は読み終わってからミルトンと様々なことを語り合った。この時﹁あなたは失楽園については、ここに十分語ったわけですが、楽園発見についてはどんな事を語ろうとするのですか﹂と言われたことが﹃復楽園﹄制作のきっかけとなった。 制作が行われたのはユリウス暦1665年の秋ごろから1666年の夏ごろの間と見られている。日本語訳[編集]
外部リンク[編集]