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数式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オイラーが1755年に書いた数式。

mathematical expressionmathematical formula

[]


: value: evaluation

構文論[編集]

各数式は構文論(シンタックス)的に構築され、正しく並べられた(well-formed: 整形の)ものでなければならない。それはつまり、使用が許された演算は、正しい場所に正しい数の引数を持ち、それら引数を構成する文字列は有効かつ演算の順番が明確であるようになっていなければならない、などを意味する。与えられた記号からなる文字列が構文規則に違反するということは、それは正しく並んでおらず数式として有効ではないということになる。

例えば、通常の算術において式『1 + 2 × 3』は正しく並んでいるが『× 4)x + , / y』は有効な式ではない。

意味論[編集]




1 + 2 ×37  9

  

形式言語とラムダ計算[編集]


: well-formed expression

1930λλλ


[]


: independent variable: free variable: indeterminate: dependent variable: bound variable

: explanatory variable: response variableresponding variable: target variable[ 1]

[]


Template:Synthesis

代数式と超越式[編集]


6[1][2]


 - [1]
 - [1]




 - [1]

 - [1]


[]


[2]
  • 等式
    • 恒等式 - 文字にどのような数値を入れても成り立つ式[2]
    • 方程式 - 文字に特定の数値を入れたときにだけ成り立つ式[2]
  • 不等式
    • 絶対不等式
    • 条件付不等式

その他の分類[編集]

  • 完全平方式 - 整数の平方に変換することができる式[2]
  • 対称式 - 前後の文字を入れ替えても同じ式となる式(など)[2]
  • 交代式 - 前後の文字を入れ替えると符号が変化する式(など)[2]

[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 目的変数という語はしばしば『response variable』の訳語として用いられる。また、目的変数に対応する語として『objective variable』という語があてられることもある。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 『新修百科辞典』 p.1286 三省堂 1934年
  2. ^ a b c d e f g 紙田公 著『改訂2版 電験2種電気数学』 p.7 電気書院 2013年

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • Weisstein, Eric W. "Expression". mathworld.wolfram.com (英語).
  • expression - PlanetMath.(英語)
  • Definition:Expression at ProofWiki