日名照額田毘道男伊許知邇神
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日名照額田毘道男伊許知邇神 | |
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神祇 | 国津神 |
全名 | 日名照額田毘道男伊許知邇神 |
神格 | 農業神 |
父 | 日名照額田毘道男神か |
配偶者 | 鳥鳴海神 |
子 | 国忍富神 |
日名照額田毘道男伊許知邇神︵ひなてるぬかたびちおいこちにのかみ︶は、日本神話に登場する女神。
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/94/Ohokuninushi_family_tree.png/250px-Ohokuninushi_family_tree.png)
大国主の系図︵﹃古事記﹄による︶。青は男神、赤は女神、黄は性別不 詳
大国主神の子の鳥鳴海神との間に国忍富神を生んでいる。
概要[編集]
女神[編集]
﹁ひなてるぬかたびちおいこちにのかみ﹂と訓まれるが、書籍によっては﹁ひなてりぬかたびちおいこちにのかみ﹂ともされる。 ﹃古事記﹄にのみ登場する神であるが、系譜以外の具体的な事績については不明。 長い神名は文字の配列から考えて﹁日名照・額田毘道男・伊許知邇神﹂と分解できる。次にこの神は女神であるのに、﹁男﹂を含むのは異常であるから、﹁日名照・額田毘道男﹂は﹁伊許知邇神﹂の父神の名で、それを娘の名に冠したものと考えられる。 ●まず﹁日名照﹂は﹁日な︵の︶曇り﹂の反対で﹁日な︵の︶照る﹂の意で、﹁額田﹂は﹁額のような四角い田﹂の意で良田を指す。これは額田の上に﹁日がよく当る﹂という修飾語を冠している。﹁毘道男﹂の﹁毘﹂は﹁辺﹂で、﹁額田辺へ行く道の男﹂の意。これが父神の名。 ●次に﹁伊許知邇﹂の﹁伊許﹂は﹁厳︵いか︶﹂で、﹁いこよか﹂の語もあるように、勢いの盛んなさまで、ここでは﹁稲の繁茂﹂の表象、﹁知﹂は﹁神霊﹂、﹁邇﹂は人につく親称と解する。これが娘神の名。 上記から名義は﹁日が照る、額田辺の道を父にもつ、勢いの盛んな精霊﹂と考えられる。またこの神の農業神的性格が子の国忍富神に引き継がれている[1]。系譜[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/94/Ohokuninushi_family_tree.png/250px-Ohokuninushi_family_tree.png)