最勝海海岸
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最勝海海岸︵にいなめかいがん︶は、大分県佐伯市︵旧上浦町︶にある海岸である。
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/6c/%E6%9C%80%E5%8B%9D%E6%B5%B7%E6%B5%A6_20150925_-_panoramio.jpg/220px-%E6%9C%80%E5%8B%9D%E6%B5%B7%E6%B5%A6_20150925_-_panoramio.jpg)
最勝海浦の風景
佐伯湾の北に突き出す四浦半島南側の最勝海浦沿岸にある全長約7kmのリアス式海岸で、半島を成す山々が海に落ち込み、海中に奇岩が点在することから、海の耶馬渓とも呼ばれる景勝地である。特に、福泊地区の海中に並ぶ三ツ石と呼ばれる奇岩は有名。
全域が日豊海岸国定公園に指定されているとともに、1962年︵昭和37年︶11月3日に選定された大分百景に選ばれている。また、﹁最勝海浦のウバメガシ林﹂は、1982年︵昭和57年︶3月30日に大分県の天然記念物に指定されている。
最勝海浦︵にいなめうら︶は、明治時代に四浦半島南岸の大浜、蒲戸、福泊、長田、夏井が合わさって誕生した。﹁最勝海﹂という名は、﹃豊後国風土記﹄の海部郡の条で登場するもので、そこでは、海部郡の南部にあったとされる穂門郷の名の由来を、景行天皇がこの地に行幸した時に、海底の﹁最勝海藻﹂︵ほつめ。ワカメのこと。︶を採らせたことに因み、これが後に転訛して﹁穂門﹂︵ほと︶となったとしている。現在、﹁最勝海﹂を﹁にいなめ﹂と読むのは、明治時代にこの名が付けられた際に﹃豊後国風土記﹄の写本での誤記を採用したためとも言われる[1]。
概要[編集]
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