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第百一号型魚雷艇
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艦級概観
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艦種 |
魚雷艇
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艦名 |
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前級 |
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次級 |
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要目
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排水量 |
17トン(第百一号型)
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全長 |
18.60m
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全幅 |
3.80m
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吃水 |
0.70m
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機関 |
ローレイン式ガソリンエンジン3基 3軸、1,350馬力
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速力 |
33.25ノット(オランダ海軍時)
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航続距離 |
30ノットで310海里
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燃料 |
ガソリン
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乗員 |
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兵装 |
45cm魚雷落射機2基 7.7mm機銃1挺[1] 爆雷4個
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第百一号型魚雷艇︵だいひゃくいちごうがたぎょらいてい︶は日本海軍の捕獲魚雷艇。太平洋戦争緒戦にスラバヤで捕獲した元オランダ海軍魚雷艇。
要目がほぼ同様な第百二号型魚雷艇︵だいひゃくにごうがたぎょらいてい︶、第百十三号型魚雷艇︵だいひゃくじゅうさんごうがたぎょらいてい︶も合わせて記述する。
第百一号型[編集]
旧オランダ・スラバヤ工廠で建造されたTM4型魚雷艇。船体はステンレス鋼製で1942年︵昭和17年︶にスラバヤで沈没状態にあったのを捕獲、第百二工作部で同年から1944年︵昭和19年︶にかけて整備した。オランダ海軍時は33.25ノットだったが整備後の速力は33ノットから30ノットに落ちていた。1942年︵昭和17年︶8月に101号が海軍水雷学校所属となった他は現地で使用され、4隻が沈没したと言われている[2]。同型艇は第百一号、第百九号、第百十号、第百十一号、第百十二号、第百十五号、第百十七号、第百十八号、第百十九号、第百二十号魚雷艇の10隻。排水量17トン。
第百二号型[編集]
第百一号と同じくスラバヤで捕獲したTM4型の未成魚雷艇。同地で第百二工作部が組み立てて完成させた。1945年︵昭和20年︶に竣工、同型艇は第百二号から第百八号魚雷艇の7隻。排水量20トン。
第百十三号型[編集]
第百一号と同じくスラバヤで沈没状態にあったTM4型魚雷艇を第百二工作部が整備したもの。1943年︵昭和18年︶5月に整備完成、ラバウル方面で使用された。同型艇は第百十三号、第百十六号魚雷艇の2隻。排水量18トン。