衛士
衛士︵えじ、えいし︶
●律令制下で、主に諸国で軍団が敷かれていた時期に、宮中の護衛のために諸国の軍団から交代で上洛した兵士。
●律令制下で、軍団に配置された兵士の称ないし諸国の軍団から交代で衛門府ないし衛士府に配属され、宮中の護衛を担った者の称。
●その他、転じて幕末に際して宮中を護衛した御陵衛士など義勇集団の名称。
●伊勢神宮および熱田神宮などで警護の任に当たった者 →﹁神宮衛士﹂を参照。
●守衛を務める防衛事務官 →﹁軍属﹂を参照。
●皇宮護衛官などの雅称。主に和歌に歌われる際に使われる。小倉百人一首49大中臣能宣朝臣 ﹁みかきもり衛士︵ゑじ︶のたく火の夜は燃え昼は消えつつ物をこそ思へ﹂など。
●日本吟醸酒協会が運営する吟醸酒大学校で﹁吟の衛士講座﹂を修了した者に授与される称号﹁吟の衛士﹂[1]。
脚注[編集]
- ^ 「憂楽帳"吟の騎士"」『毎日新聞』1998年3月3日東京夕刊3頁参照。
参照文献[編集]
- 『毎日新聞』1998年3月3日東京夕刊