コンテンツにスキップ

質量分析法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
質量分析から転送)
m/z

: mass spectrometry: MS) m/zMS[1]

[]


m/z

12


歴史[編集]


1886Kanalstrahlen1899 (Q/m) JJ

FW191819191989195019602002 (ESI)  (SLD) [2]
(JJ3)

[]



試料導入部[編集]




(HPLC) (GC)(CE)( LC/MS () GC/MS ()CE-MS())

[]

EI
CI
MALDI
ESI

EICIFDFABMALDIESI

EIElectron Ionization

111000

CIChemical Ionization

EIEI

FDField Desorption



FABFast Atom Bombardment

Ar, Xe使5005000

MALDIMatrix Assisted Laser Desorption Ionization

11000000

ESIElectroSpray Ionization

LC/MS使 (API) MALDI APCI12001000000

APCIAtomospheric Pressure Cheimcal Ionization

LC/MS使400500CIESI

ICPInductively Coupled Plasma

使

DART (IA) 

[]


m/z使
磁場セクター型 (Magnetic Sector)
イオンを磁場中に通し、その際に受けるローレンツ力による飛行経路の変化を利用する分析法である。二重収束型は磁場セクターと電場セクターを組み合わせて、イオンの速度収束と方向収束の両方を行わせるようにした質量分析計で、質量分解能が高い。十分な正確さでmDa以下の計測値が得られるため、精密質量測定が可能。
四重極型 (Quadrupole, Q)
イオンを4本の電極内に通し、電極に高周波電圧を印加することで試料に摂動をかけ、目的とするイオンのみを通過させる分析法である。測定可能な質量範囲はm/z 4000程度まで。イオンビームが通過中に電圧を変化させることで通過できるイオンのm/zが変化し、マススペクトルを得ることができる。小型で比較的安価であり、また高速走査ができるためLC/MSなどに適している。一方、質量走査範囲が狭く、測定元素への干渉を引き起こし分解能もあまり良くないのが欠点である。
イオントラップ型 (Ion Trap, IT)
イオンを電極からなるトラップ室に保持し、この電位を変化させることで選択的にイオンを放出することで分離を行う。比較的安価で分解能も高いが、定量性の低さが欠点である。
飛行時間型 (Time-of-Flight, TOF)

m/z

 (Fourier-Transform Ion Cyclotron Resonance, FT-ICR)



 (Accelerator Mass Spectrometry, AMS)





FT-ICR MS/MS 

[]



データ処理部[編集]

ペプチド混合物の質量分析結果の例

得られたデータからマススペクトルを作製する。また、多くの化合物(タンパク質など生体分子を含む)についてはマススペクトルのデータベースが作成されており、これと比較することで容易に試料の同定ができるようになっている。

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]