越智信義
越智 信義︵おち のぶよし、1920年8月6日[1] - 2014年1月10日[1]︶は、日本の将棋史研究者。古川柳研究会会員[2]。﹁将棋博士﹂と呼ばれた。
略歴[編集]
東京都中央区築地生まれ[1]。1938年、東京市立京橋商業学校卒業[3]。住友金属工業に勤務[3]。戦中、陸軍に応召して満洲へ[3]。戦後は住金物産に勤務して、総務部長から﹁氷川会館支配人﹂を経て退職[3]。 日本将棋連盟嘱託として、棋譜や対戦成績のデータベース整備を担当[3]。﹃将棋昭和史﹄﹃将棋名人戦全集﹄﹃将棋年鑑﹄等の刊行に協力[3]。 また、長年に渡り、将棋史の調査、将棋文献の収集を行ってきた。収集した文献は生前に、大阪商業大学・アミューズメント産業研究所に寄贈された[3]。また、1967年東京・日本橋の白木屋で﹁将棋四百年展﹂を催し、以降のデパートでの﹁将棋まつり﹂のさきがけとなった[1]。 その功績で、1995年、第2回大山康晴賞受賞、1996年、第8回将棋ペンクラブ大賞特別功労賞を受賞。著書[編集]
- 将棋の博物誌 越智信義 著 三一書房 1995
- 将棋随筆名作集 越智信義 編著 三一書房 1998
- 将棋の風景 : 随筆選集 越智信義 編 毎日コミュニケーションズ 2002
- 江戸の名人 [Kindle版] 越智信義 小澤書房 2013
- 将棋文化誌 [Kindle版] 越智信義 小澤書房 2014