酢昆布
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酢昆布︵すこんぶ︶とは、酢をベースにした調味料で味を付けた昆布の事。駄菓子の一種である。おつまみなどにも用いられる。
銘柄としては、中野物産の﹁中野の都こんぶ﹂などがある。
酢の役割[編集]
酢昆布における酢の役割は主として次の2つが挙げられる。1つは調味するためである。昆布に酸味を付け、食欲増進させるのである。もう1つは昆布を柔らかくするためである。酢酸などの有機酸には昆布の主成分であるアルギン酸を軟化させる作用がある[1]。出来事[編集]
1972年、酢昆布などを食べた後に顔面が痺れたなどの訴えが東京都内の保健所に相次いだ。東京都が25業者の商品を調査したところ、半分以上から重量比で10%-45%という多量のグルタミン酸ソーダが検出された。このことから東京都はグルタミン酸ソーダの使用量を3%以下に抑えるよう指導を行っている[2]。主な製造会社[編集]
脚注[編集]
出典[編集]
(一)^ 中川禎人, 奥田弘枝﹁アルギン酸の加水分解における有機酸の影響﹂﹃日本食品科学工学会誌﹄第43巻第8号、日本食品科学工学会、1996年、917-922頁、doi:10.3136/nskkk.43.917、2018年11月12日閲覧。
(二)^ ﹁うまさに副作用 化学調味料でシビレ﹂﹃朝日新聞﹄昭和47年5月26日朝刊、13版、22面
(三)^ 武居智子、角田武、鳥飼新市﹃駄菓子大全﹄︵とんぼの本, 新潮社, 1998年5月︶、53頁