黄金の床几

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黄金の床几 (1935)
黄金の床几を中心に描いたアシャンティ人の

: Golden Stool, : Sika 'dwa[1]2

象徴と儀礼[編集]


使

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18961退19001921[2][2][2] [2]19352[3]

外観と細工[編集]

黄金の床几は46センチの高さでカーブを描いた座席がついており、幅は61センチで深さは30センチである。表面は全て黄金象嵌で飾られており、王に危険が迫っていることを警告するためのがかけてある。あまり人目に触れることはなく、数人の王室関係者しか保管場所を知らない。族長の葬儀のためにレプリカが作られることもあり、族長の葬儀の際には世代を超える力の象徴として儀礼的に動物の血で黒く塗られる。現在でもアシャンティの人々にとっては継承と力の象徴として扱われている。

脚注[編集]

  1. ^ 溝辺泰雄「皇太后が率いた反植民地戦争ーアサンテ王国の皇太后ヤァ=アサンテワァと黄金の床几」、高根努、山田肖子編『ガーナを知るための47章』明石書店、2011、pp. 235 - 239、p. 239。
  2. ^ a b c d Carmichael, John (1993). African Eldorado - Gold Coast to Ghana. Gerald Duckworth & Co. Ltd. pp. 176–77. ISBN 0-7156-2387-7 
  3. ^ Michael T. Kaufman (1999年3月4日). “Opoku Ware II, King of Asante, Is Dead at 89”. New York Times. https://www.nytimes.com/1999/03/04/world/opoku-ware-ii-king-of-asante-is-dead-at-89.html 

外部リンク[編集]