黒羽根此面
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黒羽根此面︵くろばね このも、旧姓‥白井、生没年不詳︶は、日本の僧侶、修験者、檀所院院主。出羽国黒羽根氏の始祖。
人物[編集]
出羽国酒田︵現・酒田市︶に酒田士族・白井半内の子として生れ、のちに羽黒修験の修験者となる。 明治政府の神仏分離により羽黒権現が廃され、出羽神社に改組された。その影響により、1870年︵明治3年︶黒羽根ら羽黒山の僧侶たちが復飾・改名を余儀なくされた[1]。 改名をするにあたり、 羽黒の二文字を逆にし、その後ろに根を付け﹃黒羽根﹄という新しい姓を名乗った。 その後、手向村︵現・鶴岡市羽黒町︶の寺院・檀所院の院主を明治20年頃までつとめた[2]。関連書[編集]
●1999年︵平成11年︶ - ﹃懐かしき人々 - 父の父たちの物語 - ﹄ 黒羽根洋司︵著︶関連項目[編集]
●黒羽根氏家族親族[編集]
●父‥白井半内 - 酒田士族 ●妻‥服部豊 - 服部和助︵大山北李の三男︶の長女。 ●弟‥白井秀明 - 金山に改姓。 ●長女‥黒羽根おはち - 神林家に嫁す。 ●次女‥黒羽根新 - 金山家へ養女。 ●長男‥黒羽根秀雄 - 海軍大佐、防護巡洋艦﹁対馬﹂艦長 ●孫︵秀雄・長男︶‥黒羽根忠雄 - 内科学者、医学博士、医師 ●孫︵秀雄・長女︶‥黒羽根豊子 - 田林真太郎の妻 ●孫︵秀雄・次男︶‥黒羽根節雄 - 医師 ●曾孫︵忠雄・長男︶‥黒羽根生自 - 医学博士、医師 ●曾孫︵忠雄・長女︶‥黒羽根克子 - 湯浅和男︵医学博士、医師︶の妻 ●曾孫︵忠雄・次男︶‥黒羽根革躬 - 医学博士、医師 ●曾孫︵節雄・長男︶‥黒羽根秀機 - 医学博士、医師 ●曾孫︵節雄・長女︶‥黒羽根節子 - 伊藤良三︵医学博士、医師︶の妻 ●曾孫︵節雄・次男︶‥黒羽根洋司 - 整形外科医師、エッセイスト脚注[編集]
- ^ 「出羽三山 : 歴史と文化」国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ 「新発田市史資料 第5巻下」国立国会図書館デジタルコレクション
参考文献[編集]
- 『懐かしき人々 - 父の父たちの物語 - 』黒羽根洋司(著)