コンテンツにスキップ

iPXE

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

iPXEPreboot eXecution EnvironmentPXE2010gPXE[1]iPXEPXEPXE使

PXETFTP使iPXEHTTPiSCSIATA over Ethernet (AoE)over Ethernet (FCoE) iPXEWi-FiiPXEPXE

PXEの実装

[編集]

iPXEは、サポートされているネットワークインターフェースカード(NIC)上に存在する標準PXE ROMを置き換え (re-flashing) るか、NICの標準PXE ROMでブートし、iPXEバイナリをチェーンロードすることによって起動できる。後者の場合、NICを再書き込みせずにiPXEを利用できる。なお、前者の場合、iPXEファームウェアはその構成スクリプトをファームウェアイメージに埋め込むことが出来るので、何らかの構成変更はNICの再書き込みを必要とする。

iPXEは、iPXEによって提供されるネットワークカードドライバを使うか、iPXEが標準PXE ROMからiPXEがチェーンロードされた場合、標準PXE UNDIドライバのどちらかを使う、固有のPXEスタックを実装する。独立したPXEスタックの実装は、NIC上に標準PXE ROMがないクライアントが、代替の媒体からロードすることにより、代替 iPXEスタックを使えるようにする。

ブートマネージャ

[編集]

基本的な役割が、PXEスタックを実装することにもかかわらず、iPXEは、エンドユーザーがメニューベースで対話しながら操作する限定的な機能を持つ、ネットワークブートマネージャとして使用することができる。iPXEは、たとえばTFTP、NFS、HTTP、FTPのような複数のネットワークプロトコルを使ってブートファイルを読み出せる。

iPXEは、マルチブートをサポートする、Linuxカーネル用のブートローダとして振る舞うことが出来る。他のOS向け、例えばWindows CEでは、iPXEは、適切なMicrosoftブートローダをチェーンロードする。更に、iPXEは、スクリプトによる設定が可能で、COMBOOTとCOM32 SYSLINUX拡張をロードできる。例えば、SYSLINUXベースのグラフィカルメニューにネットワークブートを有効にする。

関連項目

[編集]

参考文献

[編集]
  1. ^ ipxe.org - iPXE FAQs, 2011-12-02

外部リンク

[編集]