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LONWORKS

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LONWORKS



LONWORKS

LONMARK JAPAN LONWORKS

起源

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LonWorks はエシェロン社の集積回路、撚線対通信技術、ルーター、ネットワーク管理ソフトウェアなどの製品に基づいた技術である。1999年、LonWorks の通信プロトコル LonTalkANSIに提出され、標準規格として採用された(ANSI/EIA709.1-B)。エシェロンの電力線/撚線対通信技術も ANSI に提出され標準規格として採用されている。

浸透と利用

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ANSI/EIA709.1  IEEE 1473-L  (AAR) IFSFSEMIEN14908ASHRAE/ANSI  BACnet  GB/Z 20177.1-2006  GB/T 20299.4-2006 2007CECED AIS (Application Interworking Specification) 

20066000 LonWorks 

技術的詳細

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物理層としては撚線対と電力線搬送通信が LonWorks 技術を含む各種標準規格で利用されている。また、LonWorks プラットフォームではIPトンネリング規格 EIA-852 を使って LonWorks ベースのネットワークとIPベースのネットワークの接続を行っている。LonWorks ベースの制御システムでは何らかのIPとの接続があることが多く、ユーザーインタフェースレベルや制御基盤にIPが使われる。

当初、エシェロンの設計した8ビットプロセッサ "Neuron chip" が LonTalk ノードを実装するのに不可欠であり、LonWorks ベースのハードウェアのほとんどで使われている。その後、汎用プロセッサでプロトコルを実装可能となった。しかし、まだ実際に使用された例は少ない。

利用例

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SNVTs (Standard Network Variable Types)

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LonWorks を使ったシステムでの相互運用性の鍵となるのは、物理的実体を表す変数の標準化である。この標準リストは LonMark International が保守しており、これを Standard Network Variable Types (SNVTs) と呼ぶ。例えば温度SNVTを使ったサーモスタットは0から65535の値を生成し、それが摂氏 -274度から 6279.5度の温度を表している。

関連項目

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参考文献

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外部リンク

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