World IPv6 Launch
World IPv6 Launch︵ワールド アイピーバージョンシックス ローンチ︶とは2012年6月6日9:00(JST)に行われた、インターネットのIPv6移行イベントである。
概要[編集]
2011年2月3日に発生したインターネットのIPアドレス枯渇を受けて、現在はIPv4からIPv6に移行中である。 そしてIPv6への移行を促進するためにインターネット協会によって企画されたのが、世界的な移行イベントWorld IPv6 Launchである[1]。 参加した全てのサイトはWorld IPv6 Launch開始時刻から恒久的にIPv6対応し、IPv6で到達可能な状態になった。 IPアドレス枯渇についてはIPアドレス枯渇問題を参照。沿革[編集]
2011年 ●2月3日:IANAにおいてIPアドレス枯渇。 ●4月15日:APNICにおいてIPアドレス枯渇。同時にJPNICも枯渇。 ●6月8日0:00(UTC)‥World IPv6 Day︵24時間のIPv6実地試験︶実施。 2012年 ●6月6日0:00(UTC)‥World IPv6 Launch実施。 ●9月14日:RIPE NCCにおいてIPアドレス枯渇[2]。参加者[編集]
実際のリストは以下を参照。 ●“World IPv6 Launch参加者一覧” (英語). インターネット協会. 2012年8月21日閲覧。 2012年8月21日現在の参加者リストでは、ウェブサイト 3008サイト、ネットワークオペレーター71社、家庭用ルーターメーカー7社が参加している。 他にNTTぷらら[3]などネットワークオペレーター側には無いが、公式サイトの方は実施した企業等、対応の度合いは同じプロバイダーでもまばらではある。参加条件[編集]
参加するには以下の条件がある[4]。ウェブサイト[編集]
- ビジネス展開をしている主要なサイトをIPv6対応させること。(IPv6専用サイトやミラーサイトを除く)
ネットワークオペレーター[編集]
- 当日の段階でインターネット接続サービスの新規加入者にIPv6インターネットを標準で提供すること。
- 既存ユーザーにもIPv6インターネットを提供し、IPv6対応済みウェブサイトに対して1%以上がIPv6でアクセスしていること。
家庭用ルーターメーカー[編集]
- 家庭用ルーターにおいてIPv6を標準で有効にすること。
- IPv6 Ready CE Routerの相互接続試験に合格すること。
脚注[編集]
(一)^ 公式サイト参照
(二)^ “︻速報︼ヨーロッパ地域レジストリにおけるIPv4アドレス在庫枯渇のお知らせ”. JPNIC (2012年9月14日). 2013年1月4日閲覧。
(三)^ ﹃﹁World IPv6 Launch﹂への参加について﹄︵プレスリリース︶NTTぷらら、2012年5月18日。
(四)^ 公式サイトまたは“World IPv6 Launchの実施とIPv6対応の促進について(周知)”. IPv4アドレス枯渇対応タスクフォース (2012年4月16日). 2012年8月21日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- “World IPv6 Launch公式サイト” (英語). インターネット協会. 2012年8月21日閲覧。
- “IPv4アドレス枯渇対応タスクフォース 公式サイト”. IPv4アドレス枯渇対応タスクフォース. 2012年8月21日閲覧。